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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
H〜機動六課、解散(後編)
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近くから規則正しい寝息が聞こえてきた。
「ん?」
視線だけを動かして確認してみると、寝息はフェイトのものだった。
(全く、可愛い寝顔しやがってよ)
普段の大人っぽさはどこへやら、遊び疲れた子供のような寝顔をして寝ている。しかし、体型はまさにボン・キュッ・ボンと言うのがふさわしいナイスバディ。その上で寝相も悪く、幼児のように動き回る。
そして、フェイトがどんな体勢でいたか思い出してほしい。
そう。谷間に俺をがっちりホールドしているんだ。
おかげで未だ息が出来ない。そろそろまずい、と思った時に不意に楽になった。
「むにゅ……うぅん……」
「慣れたとはいえすげえ寝相だ……」
フェイトが自発的にずれたのだ。俺の体を滑り落ちるようにしてだが。
「さてと、お姫様はもう一眠りして来いよ」
「う〜ん、うへへ……」
フェイトをお姫様抱っこで抱え上げ、部屋まで運ぶ。
その際、酒の飲めない未成年女子数人(ティアナ、シャーリー、スバル、ルキノ)に見つかってキャーキャー言われたのは誤算ではあったが。
side 士郎
「………」
「んふふー♪」
あの後、何とか誤解を解いたのは良いが、なのはに、
『私が世界で一番好きだって証拠を見せて』
と言われて、皆の所でなのはを膝の上に乗せる羽目になった。
ランサーもいつの間にか居なくなっているし、周囲の視線がとても痛い。
「ほんと、見せつけよって……」
「まぁまぁ、若いっていいわねー」
「そうだな。若い頃にしかできんこともある」
はやて、シャマル、シグナムの三人から話題にされている様子だ。
「なあ、ザフィーラ、ヴァイス」
「どうしたヴィータ?」
「慣れってさ、怖いよな」
「全くだ」
「ホントっすね」
傍観者組は悟りを開きだすし、にやにやしながらこちらを見ているものもいる。
ティアナたちがいないのは幸いだが、見世物にされるのは辛い……
……………だからと言って、なのはに甘えられるのが嫌なわけではない。
むしろ普段よりもかわいく見えるし、嬉しくはある。
皆に見られていさえしなければ、なのだが。
「ふふ〜ん♪」
しかも超が付くほどの上機嫌。
気のせいかはやてを見てニヤリ、としていたような……
「ねぇ、しろうくん?」
「な、なんだ?」
「だーい好き!」
不意打はやめてほしい。柄にもなく赤面してしまったではないか。
またはやてにネタを……と、はやてがからかって来ないことを不審に思っていると、それは聞こえてきた。
「……なんでや」
「は、はやてちゃん?」
「なんで私には男がよって来ないんや
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