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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
G〜機動六課、解散(前編)
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side なのは
私が士郎君と思いを確かめあってから1ヶ月。
機動六課の解散式が行われた。
「………以上を持ちまして機動六課は解散となります。ここでの経験を生かし、それぞれの職場で活躍してください」
はやてちゃんの締めの挨拶も終わった所で、私は屋上に士郎君と二人でいた。
「風が気持ちいいね」
「そうだな。……あの時から一年近く経つんだな」
「初めて会った時のこと?」
「ああ」
士郎君の第一印象は苦労してそうな人、だったな。
あの時はこんな関係になるなんて思いもしていなかったのに。
今では……。
「なのは。大事な話がある。聞いてくれるか?」
ぼーっと回想に耽っていた私の意識は士郎君のその一言で現実に帰ってきた。
彼の今の顔はあの時に似ている。
私のことを好きだと言ってくれたあの時の顔に。
「うん。なに?」
「私はクラウディアの非常勤戦力として働き続けることにしたよ。クロノ提督の直属としてな」
「クロノ君の?じゃあ本局の方に行っちゃうの?」
「いや。S級危険任務専門の非常勤が主の特別事件対応課、という新設部署で、本部はミッドにおいてくれるそうだ。だから基本的に地上に居られる」
大事な話、と言っていたのにこれで終わりな訳はない。
士郎君は何か本題を言葉にするのを躊躇っているように見える。
いつもと違って落ち着きなく視線をさ迷わせているのがその事を裏付けている。
「だから、な……家も購入したことだし……いや。やめよう。四の五の言うのは苦手だ」
不意に士郎君は言葉を紡ぐのを止めた。
その代わりにポケットから何かを取り出した。
「なのは。これを見てくれ」
士郎君が取り出したものは小箱だった。
そこにはとても綺麗に輝く純銀の指輪があった。
それの意味することは……
「これって、つまり……」
「結婚指輪だ。受け取ってくれるか?」
「……はい……!」
知らぬ間に涙が流れていた。
私は夢中で士郎君の胸に飛び込んだ。
「嬉しい……」
「良かった。断られたらどうしようかと思ったよ」
「断るなんてあり得ないよ。だって……」
私は彼を見上げて言う。
「私は士郎君のことが大好きだもん!」
今日は別れの日でもあるけれど、私の生きてきた中で一番幸せな日になった。
side ティアナ
「なんかあっさり終わっちゃったわね」
「そうですね」
「でも、この後お別れ二次会もありますから」
エリオたちと話している中、スバルだけがあまり元気がないことにはみんな気が付いていた。
確かに今日でみんなそれぞれの進路へと進んでいく。
別
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