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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
E〜大晦日とお正月…テスタロッサ家
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そう言って微笑むフェイトさんはとても色っぽく見えた。
……だからと言って何、と言うわけではないのだが。


閑話休題(そんなことより)


「車は誰が出すんだ?」


クロノ提督の疑問に答える人は誰もいなかった。




side フェイト


結局地球の車の免許を持っている二人はアルコールが抜けていないために歩いて行くことになった。(私はミッドの車の免許しか持っていない。ランスやクロノも同様)
そしてついたところは………


「公園?」
「えーっと……読めません………」


キャロもエリオも地球の文字が読めないためにこの公園の名前がわからないようだ。


「海鳴臨海公園、か。何のひねりもねえネーミングだな」


ランスは公園に何を求めているのか。
普通の名前でいいと思う。


「それより、ここに来た目的って言うのは……?」
「もう少し待ってて。そろそろのはずだから」


母さんがみんなに呼びかけたのは丁度そのタイミングだった。


「ほら、来たわよ」
「何がです……か……」
「うわぁ……」
「きれい……」


見えてきたのは初日の出。
小学生のころはなのはの家族やはやてたち、アリサやすずかとも一緒に見ていたこの公園からの初日の出。
エリオとキャロにも見せたくて、母さんにお願いしたけど、大成功だったみたい。
いい思い出になったかな?




side キャロ


初日の出、と言うのを見て、帰ってきた私たちはおせち料理と言う縁起担ぎの特別なお料理を食べて、すごろくをしたり、みかんを食べながらテレビを見たりとのんびりとすごしました。
こんなにゆっくりできたのは久しぶりでした。
帰る時もとても名残惜しくて、カレル君達にも、


「もっと遊ぼうよー!」
「お姉ちゃん、帰らないで!」


と、引き留められましたが、お仕事だと言ったら渋々了承してくれました。
また遊びに行く約束をして、ミッドに戻りました。
やっぱり家族ってとても暖かい存在なんだな、と思いました。

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