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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
E〜大晦日とお正月…テスタロッサ家
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起こし……」
「み、見てませんから!!何も!!」
フェイト、硬直。キャロ、沈黙。
「お、おおおおはよう、キャロ。支度するからエリオ起こしてくれる!?」
「はははは、はい!」
二人とも今の行為のことで真っ赤になっている。フェイトの動揺っぷりは乱れた服装がそのままになっていることにすら気がついていない始末だ。
「エ、エリオ君、起きて!」
キャロもキャロで、動揺が隠せていないため、エリオの肩をぐいぐい揺すっている。
「うわぁ!……キャロ、もう少し優しく起こしてよ……」
「ご、ごめんなさい……」
「いや、そんな気を悪くしないで!」
「で、でも……」
「そんなに気にされるとこっちもおうっ!?」
助けを求めるようにこちらを見たエリオの目線の先にはフェイト。
もちろん乱れた服装はそのまま。
それはエリオにはとても刺激の強いものであるわけで。
素晴らしい速度で後ろを向いた。
「エリオ君?何で後ろ向いてるの?」
「ちょ、ちょっとね……」
「エリオ、調子悪いなら言ってね」
「お前のお陰で絶好調なんだよ、フェイト」
「「???」」
まあ、エリオにも男の尊厳があるわけで。
ここは助けてやることにする。
「いいから俺に任せろ。二人は飯の準備でもしててくれや」
「でも……」
「女にはわからねえこともあるんだ。な、フェイト」
しばらく考え込んだ後、意味が分かったのか真っ赤になるフェイト。
「………スケベ!」
「エリオにも同じこと言うか?」
「うっ……そこでエリオを出すのは卑怯だよ!」
「何でだ?エリオも男だぞ?」
完璧なる正論。これで折れてくれるだろう。
ただ一人、状況が全く読めていない純真無垢なる少女を除いてではあるが。
「……訳がわかりません」
「と、とりあえず部屋を出ようか!」
エリオのお姫様はフェイトによって無理矢理に外へと連れ出されたのであった。
…………………………………………………………………
「で、ここがお前の家か」
「正確にはクロノの、だけどね」
9時の便に乗った俺たちは12時位に目的地につくことができた。
しかし、だ。
(なーんか嫌な予感がすんだよなぁ)
この時感じた嫌な予感が、この滞在期間中の俺を苦しめるとは今は思っていなかった。
side リンディ
「そろそろかしらね」
「なにがー?」
「フェイト叔母さんが来るのよ」
「ほんとー!?」
「夕方にはパパも帰って来るって」
「やったー!」
カレルとリエラも楽しみにしているようだ。
エイミィは久しぶりの大人数を出迎えるため
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