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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
D〜クリスマスの過ごし方…ランス&フェイト
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は知っている。
「それなら……ゆっくりと開発してやるとするか」
「お、お手柔らかにお願いします……」
そのまま私はランスに身を委ねた。
…………………………………………………………………………
「んん………」
「お、起きたか」
「おはよう……」
そう言ってから自分の格好を確認。
……続いてランスの格好を確認。
………結論。
「向こう向いて」
「は?」
「いいから!」
向こうを向かせている間に服を着る、と言う選択をとった。
その際にベッドを見ると赤い染みが見られた。そう言えばお風呂でも……
それを見ながら感慨に耽っていると、
「いつまでボーッとしてんだ。着替えなら早くしろよ」
「あ………うん。……っ!?」
「どうした?」
「む、向こう向いてって言ったのに!」
「下着は着けたんだったらいいだろうがよ」
「そう言うことじゃないの!!」
結局朝は騒々しくなってしまった。
side ランス
結局ゴタゴタがあったせいでホテルを出たのは8時過ぎにはなったが、今日の仕事は一応昼からなので問題はない。
だが、まだ渡していない物があるのだ。
隊舎へ戻る前には渡しておきたい。
「フェイト」
「…………」
「渡したい物がある」
「………何?」
「これ。クリスマスプレゼントだ」
「えっ……」
俺が渡したのはターコイズ、別名トルコ石のイヤリング。
成功の象徴とされる宝石であり、心配を打ち消してくれる、とも言われる
心配性
(
フェイト
)
にぴったりの石だ。
「あ、ありがとう……」
「さてと。それじゃ戻るか」
「待って!」
「ん?」
振り返ると、フェイトが小さな箱を差し出していた。
「クリスマスプレゼント…気に入ってもらえるかはわからないけど…」
「そうか。ありがたく頂いておくぜ」
中身は腕時計だった。
凝ったデザインをしていて、そこそこ高いものであることは予想がついた。
お互いに贈った物が装飾品だったため、ある提案をしてみる。
「なあ、折角の機会だから着けてくれよ。俺も着けてやるから」
「えっ!?……うん。いいよ」
フェイトは少しぎこちない手つきで、俺は手慣れた手つきで、それぞれのプレゼントを着け合う。
「やっぱり俺の見立て通りだな。よく似合ってるぞ」
「ランスもいつも以上にかっこいいよ」
「おうおう、言うようになったな。……それじゃ、帰るか」
「うん!」
帰り道は少しゆっくりと歩いた。二人だけの時間がちょっとでも伸びるように。
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