暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
D〜クリスマスの過ごし方…ランス&フェイト
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ぎてませんか?」


私の疑問に答えたのはマスターではなくランスだった。


「こいつが男女で接客態度を変えるのはいつものことだ」
「そ、それってどうなの……?」
「俺は嫌いじゃねーぞ。こいつと話すと退屈しねえからな」
「褒められた、ということにしとこう」
「これでいいの……?」


何だかこの二人についていこうとすると疲れそう……。
とりあえずは出されたお酒に口を付けてみた。


「……美味しい」


仄かなオレンジの香りと味わい、程よいアルコール。
とても飲みやすく、お勧めされたのにも頷ける。


「中々いけるだろ?」
「うん。ランスが飲んでるのは水割り?」
「いや、ロック」
「こいつはよく昼間からコレ飲みに来てますから」


仕事サボって一人で飲んでるなんて……


「はやてにばらそうか?」
「………やめてください」
「じゃあ今日のお代は全部ランス持ちで♪」


私が言ったら、


「よし!今日は三割増しにしよう」
「てめえ!?」


マスターとランスの間で一悶着あったのは別のお話し。




side ランス


……不味いことになった。
俺の奢りだとわかった瞬間、フェイトはかなりのハイペースで呑み始めた。
ま、言われなくとも奢るつもりだったが。
しかし、本当にどうするべきか………


「らんす〜ちゅーして〜」
「マスターが見てるぞ?」
「えへへ〜ちゅー」
「わかったわかった。じゃあ場所変えるぞ」
「やだー!」


まさか酔ったフェイトが幼児退行するとは思わなかった。
それと言うのも……今の俺、全国の男を敵回すような状態なのである。


「すりすり〜」


フェイトは今、俺の膝に座りながら頬擦りしてくるのだ。
その際背中に手を回してかなり強く抱きしめて来るわけであって。
必然的に胸板にはフェイトご自慢の二つの果実が押し当てられる。
子供の様になってしまった今の状態。普段のしっかり者のエリート執務官。
二つのギャップにぐっと来るものがある。
……これをギャップ萌え、と呼ぶことを俺が知るのは少しあとの話……
閑話休題(それはさておき)


「そろそろ帰るぞ」
「うごけない〜らんす、だっこ!」
「長距離移動するからおんぶで我慢してくれ」
「やだやだやだやだ!!だっこだっこ〜」
「わかった、わかったから落ち着けフェイト」
「だっこ〜」
「はいはい……と言う訳だからお代はここ置いていくからな、マスター」
「おう!リア充は爆発してこい!」
「おじちゃんバイバ〜イ」


とりあえず店を出たのはいいものの……


「すんげー見られてんな……」
「んー?」


それ
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