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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
D〜クリスマスの過ごし方…ランス&フェイト
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side フェイト
「クリスマス、かぁ……」
今年はなのはも士郎とヴィヴィオと一緒に過ごすらしいし、はやてはヴォルケンリッターの皆がいる。
私も今まではリンディ母さんやクロノ、エイミィ、アルフ、キャロと一緒だった。エリオと過ごした時もある。なので、一人で過ごした記憶はあまりないのだが……今年はというと。
「皆予定があるなんて……」
母さんはレティ提督と約束があり、クロノとエイミィは一家で。アルフはユーノの所に。エリオとキャロは二人でデート……と、これは私とはやてで仕組んだために文句は言えないが。
それにしても、断る際に皆がニヤニヤしていたのだが、一体何がそんなに面白いのだろうか。
「なーにため息なんざついてんだ。老けるぞ」
そんなことを考えていると、不意に声が聞こえた。ランスの声だ。
「相変わらず失礼なことばっか言うんだから」
「こういったイベントの時にため息なんかついてるお前が悪い」
「うっ………」
完璧な正論に言い返すことができない。
「おっと、本来の目的忘れちまうとこだった」
「目的?」
「おう。デートに行くぞ」
「う、うん…………えええええええ!?」
「でかい声出すなよ……」
「だだだ、だって……」
今、デートって言ったよね!?ランスとデートかぁ……
どこに連れてってくれるんだろう?イルミネーションとか見て、
『綺麗だね』『お前の方が綺麗だ』
とか言っちゃったりして!キャー!!
…………………………………………………
「………ト。………イト。……フェイト!!」
「はっ!?私は何を……」
「どうした?調子悪いのか?」
「平気!元気いっぱいだよ!!」
「お、おう……。それにしても、何を考えてたんだ?うぇへへへ、とか言ってたが」
え……も、もしかして、声に出てた……?
「ほ、他には?」
「あん?」
「他には何か言ってなかった?」
「そうだな、『あんっ!そこはらめぇ!』って言ってたぞ」
「ほ、ホント!?」
「もちろん嘘だ」
「ま、またからかった!!」
………………………………………………………………
と、いうことがあり、結局出発したのは夜の9時を過ぎてからだった。
「むぅ…………」
「悪かったって。そんなに怒るなよ」
「だって……」
ランスはさっきのことで怒っていると思っているようだが、私が怒っているのは別の理由だ。
「何でクリスマスに居酒屋に行かなきゃ行けないの?」
「駄目か?」
「駄目に決まってるでしょ!?」
「いいから入るぞ」
「え、ちょっと待って……」
手を引かれ、半ば無理やりに入店
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