第二章 A's編
第四十一話 『再戦』
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望めないのも分かっている。
だからすぐに仕掛けてくるかもしれないと警戒しながら杖を構える。
「ケホッケホッ…やってくれやがったな!」
やっぱりあまりダメージはないみたい。
でも攻撃はしっかりと通った。
「どう? お話してくれる気になった?」
「誰が!」
「しょうがないなー。それじゃもう少し痛めつけてあげるの!」
「こえーぞ!?」
「先に仕掛けてきたのはそっちなんだからそっちの言い分は聞きつけません! いくよ!!」
「かかってこいや!」
シホちゃんとの今まで積んできた修行成果を発揮するときなの!
◆◇―――――――――◇◆
Side フェイト・テスタロッサ
今、私はシグナムと打ち合っている。
シホに言われたとおりに射撃系の魔法で牽制をしてのヒットアンドウェイを繰り返す。
前の時はバルディッシュを切り裂かれちゃったけど、今は戦えている!
「強いな、テスタロッサ。それに、バルディッシュ」
「あなたと、レヴァンティンも。シグナム」
やっぱりこの人は強い。
シホとシグナムとの戦闘で様々と見せ付けられたから分かるがシグナムはあのときのような動きはまだ見せていない。
まだ私はシホの域に達していない証拠だ。
それなら手を尽くさなければいけない。
もとより私の実力は各下…本気で行かなければ行けない。
だから…!
そんな時にシグナムが話しかけてきた。
「一ついいか?」
「なんでしょうか…?」
「シュバインオーグの件だがあの傷をこの短期間でよく戦えるまでに傷が回復したものだな」
「その件に関しては秘密です」
「そうか…。まぁいいだろう。しかしシュバインオーグとは決着をつけたかったが、テスタロッサ、お前という新たな好敵手ができたことに今は感謝しよう。
しかし…この身になさぬ事がなければ心躍る戦いだったはずだが、仲間達と我が主の為、今はそうも言ってられん。
殺さずに済ます自信はない。この身の未熟を許してくれるか?」
「構いません。勝つのは私ですから。フェイト・テスタロッサ! いきます!」
「応!! 烈火の将シグナムが受けて立つ!!」
私は一度、カートリッジで魔力を底上げして、
「プラズマランサー…ファイア!」
計八つの魔力弾をシグナムに向けて放つ。
当然シグナムはレヴァンティンを構えて、それを振り抜くとすべて弾かれてしまったがそれも狙い通り、
「ターン!」
その言葉と共に弾かれた魔力弾は標準をまたシグナムに向き直り襲い掛かる。
だけどこれだけで終わらすつもりはない。
《Load Cartridge.Haken Form.》
カートリッジをロードして、ハーケンフォームへとすぐさま移行させ、
「ハーケンセイバー!」
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