異なるの物語との接触〜クロスクエスト〜
鮮血の瞬殺者&神話の勇者 VS 戦天使の長(後編)
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ような金色に変わり、全身を黄金のオーラが取り巻いていた。
そして、高速で落下攻撃。そのスピードは前の攻撃をはるかに凌駕する。ぎりぎりで回避し損ね、再びインパクトダメージ。HP,残り二割。すぐさまポーションを飲むが、これらはHPの回復が遅い。それまで、耐えなくてはいけない・・・。
ドガァッ!!という音に振り向くと、ヴァリエルの攻撃は、終わっていなかったということに気づく。ビートに、上昇と同時に攻撃がヒット。残りHPは3割。ガードして・・・あの威力!?凄まじい。
「ぐぅ・・・」
「ビート!大丈夫か!?」
「もちろんだ。それより、聞け。活路を見出した」
「え!?」
「見ろ」
ヴァリエルのHPを見る。するとそれは・・・ほんの少しずつ、減少していた。今までのダメージ蓄積で、相手の残り体力は少ない。
「あと一回・・・それぞれの重突撃を当てられれば、勝てるぞ」
「でも・・・どうやって奴を落とす?」
「・・・攻撃をひきつけるんだ。あいつの急降下攻撃に合わせて、重突撃を放つんだ」
「了解。・・・行くぞ!!」
ヴァリエルの攻撃は、こちらが集まった時に発動するらしい。そのため、奴の下に・・・走りこむ!!同時に、上空に向かって片手剣技、《ヴォ―パル・ストライク》のモーション・・・。
しかし、セモンとビートの剣に宿った光は、《ヴォ―パル・ストライク》の、深紅のそれではなかった。セモンの剣には燃え盛るようなオレンジの。ビートの剣には澄んだ銀色の光が宿る。同時に、ヴァリエルも攻撃モーションに入る。槍を構えて、光が一層強くなり・・・一機に、落下!!
そしてその進行方向に対応するように、腕を打ち出す。ヴァリエルのそれに匹敵するスピードの重突の打ち込み。
《神話剣》高速重突剣技、《バーニン・ストライク》。
《神殺剣》神速重突攻撃、《ネオ・ストライク》。
それらはヴァリエルの攻撃のスピードと合わせて一機に距離を縮め・・・その体を、刺し貫いた。
「キュルウォオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!」
耳を押さえたくなるような金切り声をあげて、ヴァリエルは金色のポリゴン片をまきちらし、四散した。
「ふぁ〜・・・」
「やっと勝った・・・。セモン、いい活躍だったぜ!」
「ビートも。あんなに速い剣技は見たことがなかった。すごかったよ」
セモンとビートはどさっと地面に倒れこんで、お互いの健闘をたたえあった。
*
気がつくと、いつの間にか奥のほうに扉が表れていた。虹色の光を放つその扉に向かって、セモンとビートは足を進めた。
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