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混沌の魔術師と天空の巫女
第4章 天狼島編
メスト
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一方、グレイ&ロキは・・・

「よーし!!一次試験突破だーーーー!!」

グレイはご機嫌だった。

「ナツとフリードあたりが一次で落選してたら先は気が楽なのにね。
 いや・・・カナも手強いかな?」

次の試験の事を考え、ロキはそう言う。

「バカ言うな!!S級魔導士になる為に楽な道なんかねーんだよ。」

「わかってるって。メストにしたって実際、僕達がよく勝てたなって思うよ。」

「つーかアイツあんなに弱かったか?
 ウェンディはおいといて・・・昔はもっと強かったような。」

「僕達が強くなってるのさ。」

「アレ・・・思い出せねえ、俺は昔あいつと戦った事があったか?」

「お!記憶喪失ネタだね!!そういうのルーシィ喜ぶよ。」

「メストは前回の試験でいいトコまでいったんだよな。」

「確か・・・そうだったね。」

2人はそんな感じでメストの事を話した。

「あいつ・・・前回のパートナー誰だった?」

そのグレイの言葉にロキは無言となった。

「あれ?誰だっけ?」

ようやく口を開いたが、出た言葉はそれだった。

「何でだ!?ぜんぜん思い出せねえ!!!」

グレイは大声でそう言う。

「メストに関する記憶があやふやな気がする。」

「確かに、彼の事を思い出そうとするとどこかで記憶が途切れる。」

「「うーーーーーーん・・・。」」

2人はメストに関する事を頑張って思い出そうとするが、結局出なかった。

「グレイ!!ロキ!!」

「!!」

「お。」

グレイとロキの先にはコージ&ミント、レビィ&ガジル、
カナ&ルーシィ、そしてハッピーがいた。

「やっぱり一次試験を突破してきたんだね。」

「とりあえずおめでとう。」

「おめでとう〜。」

ルーシィさん、カナさん、ミントがそう言う。

「私達“静”のルートでラッキーだったね。」

「どこが!!誰も殴れなかったんだぞ!!!」

レビィさんとガジルさんはそんな会話をしていた。

「一次試験を突破できたのはこれだけか!?」

「ナツは・・・」

「あっちにいるよ。」

ナツさん、まだ沈黙だった。何を考えているんだろう?

「さて・・・これで全員そろったかな?」

俺達の元にマスターが来た。

「カナとルーシィはフリード、ビックスローを“闘”で突破。」

「ふふん。」

「何ーーー!!?」

「ナツとハッピーはギルダーツの難関をクリアし突破。」

「嘘だーーーー!!!」

「オイラ何もしてないケドね。」

「コージとミントはマジックアイテム『ドール分身』の現在のS級魔導士を倒し、
 ドール分身
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