4話 新たな星霊と妖精王
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「レイン、これはどうにかならんか?」
今現在オシバナ駅には魔風壁が張られており内側からは普通は出れない。そう普通なら
「出来るに決まっているだろ?」
「おいエルザ!大変だ!外に出れねぇ……レイン何とかならねえか?」
「いや……だから出来るって…」
「何だよこれ!出れねーぞ!こんな風に負けるかあああ?」
「おいコラナツ?俺の話を聞け?」
「ウオオオオリャアア?」
ザシュ!
「グワァ!」
「……影縫」
「おいレイン!動けねえぞ!外せ?」
「黙ってろ……造るから…」
レインが眼を閉じた瞬間周りには不思議な空気が流れた。
コォォォォォォ……
カッ?
強い光と共にレインの手には一振りの日本刀が握られていた。
「うん!いい出来だ!名前はそうだな……斬空とでもするか。」
「久しぶりに見たな。相変わらず綺麗だな」
とエルザ
「で、そいつでなんとかなるのか?」
とグレイ
「多分な」
「で、そいつの特性は?」
「こいつは空を…そして空間を斬る刀だ。さて……【居合・三連抜刀】」
チャイン!チャイン!チャイン!
と青い光が魔風壁に走り切れた…しかし……
ゴオオオオオオ!
「だーめだ!切ってもすぐに直っちまう。」
「「「おい?期待させといてそのオチかよ!」」」
「はっはっは!それよりハッピー、お前のその袋の中…鍵が入ってるんじゃないのか?」
グヮバ?
そんな効果音が似合う反応だった。
「これ!」
ハッピーの手(前足?)に握られていたのは処女宮の鍵だった。
「でもよくわかったね。オイラ忘れてたのに。」
「さっき星々の地図に書いてたからな。」
「ダメじゃないハッピー!持ってきちゃ!」
「違うよ。バルゴがルーシィにって。」
「エルバーが逮捕されて契約が解除になったからルーシィと契約したいんだって。オイラの家に訪ねてきたんだ。」
「バルゴって…あのゴリラかぁ!」
「あいつが来たのね…でも、嬉しい申し出だけど今はそれどころじゃないでしょ!脱出方法を考えないと!」
「でも……」
「うるさい!猫は黙ってにゃーにゃー言ってなさい??」
「……」
そのやり取りに沈黙するしかないグレイ
「オイラバルゴなら穴を掘って抜けられるじゃないかって思ったんだけど…」
「やるじゃないハッピー!何でそれを早く言わないのよ!
「ルーシィがつねったから」
「我…星霊界との道をつなぐ者
汝…その呼びかけに応え門をくぐれ
開け!処女宮の扉!バルゴ!」
リンゴーン
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