第八十二話
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。これは仕方ないか…3人は先に行って。倒したら急いで合流するから」
凄惨たる光景を見て、なのはも戦力分断と残る事に同意した。
「……くっ…ここで時間を使うわけには行かないわね」
彼らを助けたければまず元凶を叩かねば成らない。
「行くわよ…フェイトちゃん、シリカちゃん」
「う、うん。…気をつけてくださいね」
「なのは、ソラ、アーシェラも絶対無理はしないでっ」
ユカリが判断し、シリカ、フェイトは一言言い置いて飛行魔法を使い離脱した。
「Urrrraaaaaaaa」
狂った騎士は鞘から剣を抜き放つと、飛び立ったユカリ達目掛けて剣を振り下ろすとその剣先から衝撃波が放出されユカリ達の方へと飛んでいく。
「させないっ」
一瞬でソラは封時結界を行使するとその衝撃波ごとその甲冑の騎士を封時結界内に閉じ込めた。
攻撃を邪魔された事で甲冑の騎士がソラとなのはを睨みつけている。
「さて、さっさと倒して合流しないとね」
「そうだね。アオさんの方も心配だしね」
互いに武器を構えると、爆発寸前の爆弾のように両者の呪力が高まり、戦闘が開始されようとしていた。
◇
先行したユカリ、フェイト、シリカの3人は空を駆け、元凶の捜索をしていた。
「………ぃ」
「誰か呼んだ?」
呼ばれたような気がしてユカリが振り返る。
「ううん」
「あたしも呼んではいません」
ユカリの問いかけにフェイト、シリカが否定する。
「そうよね」
気のせいかと思ったゆかりだが…
「……ーいっ!」
やはり呼ぶ声が聞こえた気がした。
今度はフェイトとシリカにも聞こえたのか3人はキョロキョロ辺りを見渡す。
「あ、あそこじゃないですか?」
シリカが指を指した方向。それを辿ると誰かがこちらに向かって手を振っていた。
「草薙さん?」
フェイトの呟き。
「呼んでるわね…仕方ない。降りるわよ」
「うん」
「はい」
ユカリの言葉で3人は護堂の側へと降り立った。
「良かった…やっと気付いてもらえた」
護堂の側には当然のようにエリカ、リリアナ、祐理が侍っていた。デートの途中であったのだろうか。
「何か用かしら?」
「用って…今のこの状況について情報が欲しかったんだよ」
護堂はすでに異常事態が起きたならばカンピオーネである自分が行くのが当然と言う感じに思考が固まってきているようだ。
「情報と言っても私達もたいした物は持ってないわ。ああ、あーちゃんが何処かのカンピオーネと交戦中と言う事と、家を出たときに現れたこの現象を起こしたとは考えにくいまつろわぬ神がソラちゃん、なのはちゃん、アーシェラと交戦中と
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