第八十二話
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をしつつ夜のささやかなパーティーのために部屋の飾り付けをしていた。
そこに突如大きな呪力が通り過ぎる。
「………っ」
「え?」
「な、なに!?」
「今のは…?」
「何か嫌な感じがしたわよね」
ソラ、なのは、フェイト、シリカ、ユカリが顔を見合わせる。
「大きな呪力が通り過ぎたな。…いや、これは呪か?」
アーシェラが感じ取った呪力に魔女の知識であたりをつける。
すると突然近所から狂ったような笑い声が聞こえてきて、その声の異常さにソラ達は警戒レベルを上げた。
【みんな無事?】
突如、ここには居ないアオからソラ達全員に念話が入る。
【わたしたちは大丈夫なんだけど…アオさんは?】
なのはの返答。
【何かカンピオーネっぽい奴になぜか襲われた】
【はぁ!?】
戸惑いの声を上げたのは誰であろうか。いや、全員だったかもしれない。
【それじゃあその人がさっきの?】
【いや、そうじゃないみたいだよシリカ。俺は目の前に居たけれど、それらしい所は無かったから、おそらく別の手合いだ】
【別ね…】
ソラが頷いた。
【しかし、これは流石にどうにかしないとやばそうだ。人々が踊り狂っている】
【うん。かなりまずいよね。今は良いけれど…このまま踊り続けたら死んでしまうんじゃないかな…】
アオの言葉にフェイトも同意した。
誰かに操られるように踊り続ける人々。それは人間の限界を超えても踊り続けると言う事なのだろう。
【俺たちが直接出向く必要は無いかもしれないけれど…】
【でも、草薙さんに押し付けるにしても元凶の確認はしないとかも…】
と、なのは。
【むしろこれは草薙さんを誘っているのかもしれないですよ?あのえっとなんて言いましたっけ…】
【天之逆鉾】
ソラが補足する。
【そう、それです。それを今持っているのは草薙さんですよね】
つまり、この異常を正そうと現れる草薙護堂を打ち倒す為の挑発であり罠である可能性が高いと言う事だ。
【しかし、能力が行使された以上、誰かが単独で相手を打ち倒してその権能を手に入れた方がこの現象を収める可能性は高いんだよね…】
はぁ…と息を吐いてからアオが愚痴る。
【何でこうこんな短期間に次から次へと…ってっ!うわっ!】
【アオ?】
【アオさん?】
【あーちゃんっ!何が有ったの?】
突然の驚愕にソラ達が心配の声を上げた。
【嘘っ!信じられない。封時結界を切裂いて中に入ってきやがった…】
【ええ!?】
【そのカンピオーネがですか?】
【ああ畜生っ!面倒くさい事になりそうだっ!なんかおチャラけた金髪の外人かと思った
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