初戦闘
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ゲツガとキリトは初めて聞く単語にリーファに聞き返す。
「ああ、ローテアウトって言うのはね、交代でログアウト休憩するってことだよ。中立地帯だから、即落ちできないの。だから、かわりばんこに落ちて、残った人が空っぽのアバターを守るのよ」
「なるほど、了解。ゲツガ、お前飯作ってるか?」
「ああ、ちゃんと作っておいてあるけど大丈夫か見たいから先に抜けたい」
「そうか、ならリーファ、ゲツガ、お先にどうぞ」
「じゃあ、お言葉に甘えて。二十分ほどよろしく!」
「頼んだぜ。キリト」
そう言ってリーファとゲツガはログアウトボタンを押して現実に戻った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
目を開き、ナーヴギアを頭から取る。
「あー、なんかからだが少しだるい……。仮想の筋肉使ったからか?」
そんなことを呟きながら、部屋を出てキッチンに向かう。その時に直葉にあった。
「おお、スグ。晩飯か?すぐ温めるからシャワー浴びて待っていてくれ」
「うん。今日のご飯は何?」
「今日は肉じゃがだ。早めに浴びて来いよ」
「うん。じゃあ、その後、お兄ちゃんも呼んどくね」
「あ、カズはなんかやる事があるらしいから夕飯は後でいいって言ってたぞ」
「そうなの?わかった。じゃあ私が上がるまで絶対に食べないでよね」
「はいはい」
そう言って直葉は浴室へと向かった。優はキッチンで書置きも意味ないなと思い紙を捨てる。そして、肉じゃがを温め始める。その時に昼間にタイマーをセットしていた米も炊けている。素早く茶碗に取り分けて、机に置く。ちょうど直葉が上がってきた。
「おお、スグ。もう少しで準備が出来るから、あと少し待っててくれ」
そう言ってだいぶ温まってきた肉じゃがを小皿に入れる。他にサラダがあったので用意してから並べた。優は席に着く。
「じゃあ、いただきます」
「いただきます」
そう言ってご飯を食べ始める。直葉は少し早めに食べていた。何かすることでもあるのだろうか?そう考えながらご飯を食べる。
「ご馳走様。優君、今日も美味しかったよ。じゃあ、私部屋に行くから」
そう言って直葉は部屋へと戻っていった。優も食事を終え、皿を洗っていると今度は和人が降りてくる。
「優、今日の飯は?」
「俺はお前の母ちゃんか。今日は肉じゃがだ。お前の分はそこに置いてあるから、食べとけ。で食い終わったらちゃんと皿つけとけよ」
「はーい」
そう言って優は素早く浴室でシャワーを浴びてから、頭をドライヤーで乾かしてから部屋に向かい、ナーヴギアをかぶって仮想世界に戻った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
仮想世界に戻ってくるリーフ
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