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聖闘士星矢 アイオロスの弟子
自分の名前は・・・
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この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるといわれる希望の存在。
女神アテナを守るために戦う闘士たちの総称。アテナに仕えることから
「アテナの聖闘士」ともいう。その存在は俗人には伝説とされ「その拳は空
を裂き、その蹴りは大地を割る」と言い伝えられる超人的な能力を有している。
自己の実力の及ばないところを天佑によって補うため、それぞれが天空の星座
を守護に持つ。88の星座それぞれに対応し、88人の聖闘士が存在する


「という感じだ。わかったか?」


「う〜ん。なんかイマイチよくわからないッス。」


「そうか・・・・まだ難しかったか」

なぜアイオロスがこんな話をしているかと言うと時間は数時間さかのぼる。








数時間前・・・







「・・・・・誰ッスか?」

少年の疑問に答えるようにアイオロスが口を開いた。




「私はアイオロス。聖域より教皇の命を受け、このあたりで弾けた大きな
小宇宙を調査をしている所、ここに行き着いたわけだ。」


「聖域? 小宇宙?よくわからないッスけどお疲れ様です。」

目の前にいる少年は聖域も小宇宙も知らないらしい。軽く
流すように受け答えをした。



「君はこんなところで何をしているんだい?」



「何をするも何もこれから飯を獲りに行くところッス。」



「君は此処に住んでいるのか?」



「まぁ、そうッスね。・・・だいたい四年くらいは」


「四年!?」

アイオロスは驚愕した。なぜならこの森は人間の住めるような所ではない。
辺りには人をも喰らう獣、猛毒を持つ虫や果実など人間が住むには最悪。
そんな環境でこんな五歳くらいの少年が四年も暮らしていると言うのだ。


「君の両親はどうしたんだい?」



「両親?・・・・なんスかそれ?」

少年はまるで初めての言葉を聞くような態度で聞き返した。
普通この歳の子供なら家族と一緒に暮らしている。少なくとも
自分にはアイオリアと言う弟がいる。しかし彼はまったくの孤独
親もいなければ血の繋がった兄弟もいない。アイオロスは考えた。

この少年には家族が・・・共に笑える友
が必要だ。そう思ったアイオロスは少年に問いかける。




「ここを出てみる気はないか?」


「え?」


「ここを・・・この森を出て、聖域に来ないか?」


「ここを出る?」



「そうだ。君はここにいるべきじゃない。もっと世界を見るべきだ。」

少年はまるで考えたことがないような顔をしていた。少年にとってこの森
こそが全てであり少年にとっての世界であった。それを今初めてあったこの
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