第三十八話 神父その七
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「神のお考えだと思いまして」
「それでなんですね」
「私は戦います」
表情も確かなものだった。今の大石は。
その顔でだ。彼は上城、かつての生徒であり今は同志でもある彼に言うのだった。
「何があろうとも。そして」
「必ずですね」
「この戦いを終わらせ誰も傷つかず倒れないようにします」
「そうですか。じゃあ僕も」
「上城君もですね」
「共に戦います」
大石と共にだ。そうするというのだ。
「そしてこの戦いを終わらせましょう」
「そうしましょう。では」
「はい、それでは」
二人は微笑になった。そうして。
同時に足を前に踏み出した。そのうえでだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ