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久遠の神話
第三十八話 神父その七
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「神のお考えだと思いまして」
「それでなんですね」
「私は戦います」
 表情も確かなものだった。今の大石は。
 その顔でだ。彼は上城、かつての生徒であり今は同志でもある彼に言うのだった。
「何があろうとも。そして」
「必ずですね」
「この戦いを終わらせ誰も傷つかず倒れないようにします」
「そうですか。じゃあ僕も」
「上城君もですね」
「共に戦います」
 大石と共にだ。そうするというのだ。
「そしてこの戦いを終わらせましょう」
「そうしましょう。では」
「はい、それでは」
 二人は微笑になった。そうして。
 同時に足を前に踏み出した。そのうえでだった。
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