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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
B〜戦闘機人達
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side 士郎
12月に入った頃、私は仕事でとある場所を訪れていた。
「お!赤の旦那じゃん。なんか用?」
「セインか。今日は仕事だ」
訪れたのは戦闘機人たちのいる更生施設。はやてから様子を見て来るように言われて来たのだ。
「士郎さん。あの子の様子は…?」
控えめに聞いてきたのはディエチ。真面目でいい子だ。
「ヴィヴィオなら元気にやっているよ」
「そうですか……よかった」
と、ディエチと話していたら突如後ろから抱きつかれた。
「……ウェンディ。降りてくれないか?」
「嫌ッス。にーさんの背中は乗り心地最高ッスから」
「理由になってねーぞ。困らせてないでさっさと降りろ」
「んー?もしかしてノーヴェは羨ましいんスか?」
「な訳ねーだろ。仕事で来てるんだ。邪魔したら悪いだろ」
「へーいッス」
背中に張り付いていたウェンディが渋々といった様子で降りる。
「助かった。ありがとうノーヴェ」
「こちらこそこのアホが迷惑かけてすみません」
「アホじゃないッス!」
「「「「「「いや、アホでしょ」」」」」」
見事なシンクロ。
「みんなしてひどいッス!」
…………………………………………………………
「そう言えば、衛宮。聞きたいことがあったのだが」
喚いていたウェンディがセインとディード、オットーによって押さえられたあと、チンクが聞いてきた。
「なんだ?」
「クアットロが拘置所で「剣が…剣が…赤い大地が…」と意味不明な事をずっと繰り返しているらしいのだが、理由はわかるか?」
………私はどうやらものすごいトラウマを与えたようだ。
「さらに金属を見ると発狂するらしくてな、私達も抑える方法はないか、と聞かれたんだ」
「……そっとしておいてやれ」
「何か知っているのか?」
「……まあ、な」
と、そろそろ本題に入らねばな。
「それより、私が今日来たのは君達の今後についてなんだ」
「私たちの?」
「ああ。これからどうするんだ?今日はそれを聞きに来たんだ」
「私とディエチ、ノーヴェ、ウェンディはナカジマ家にお世話になる予定だ。ゲンヤ氏の養子として、な」
「なるほど……」
「セインとディード、オットーは聖王教会の方にシスターとして迎えられるらしい。詳しいことは知らないがな」
チンクから一通り聞きたいことを聞き終えた私は、
「さて、今日は土産がある」
と、言った瞬間に、
「どこどこ!?どこッスか!?」
「なになに!?また美味いもの!?」
ウェンディとセインが食いついた。
「残念ながら食べ物ではない
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