第二十五話〜再会〜
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きるものですが。」
パラディン「飛行時の入力のログは残っています。それによると秒間で十数回の入力をしています。」
蒼月とパラディンの説明に一同は開いた口が塞がらないといった表情を浮かべていた。
呆然としている一同を見ていたライは一度咳払いをする。それで正気に戻った一同は再びライに視線を向ける。
ライ「模擬戦の質問はこれで終わりかな。次は―――」
次の質問を促そうと言葉を続けようとしたがライはそこで気付く。そこにいるライ以外の全員がライに何者なのかと視線で尋ねているのだ。
ライ「……次は僕の過去について話そうと思う。」
その言葉を待っていたかのように一同は反応する。
ライ「まず、僕が第97管理外世界出身の学生と言われているけどそれは嘘だ。実際は第97管理外世界と似ている平行世界から来た。」
ライの言葉に驚く人は多かった。ただの学生ではないことは予測していたがまさか平行世界から来ているとは思わなかったのだ。
ライ「僕がナイトメアの情報に詳しかったり、デバイスの開発に使っていた技術は全て向こうの世界で実用化されていたからだ。」
その説明で一番納得できたのはシャリオである。見たことのない技術なのは当たり前だ。元々こちらの世界には存在しないのだから。
ライ「そして僕が向こうの世界で何をしてきたのかこれから“見せる”」
その言葉に何人かは首を傾げる。ライは「話す」ではなく、「見せる」と言ったのだ。それは何か視覚情報を与えるということ。しかしライは今映像媒体もデバイスも持っていない。(蒼月とパラディンは現在もフェイトが持っている。)
ライ「これから見せるのは元の世界の魔法に準ずるものと思ってくれ。」
それだけ言うとライは目を閉じてはっきりと感じるわけではないがその存在に語りかけた。
ライ(C.C.、頼む。)
C.C.(……本当にいいんだな?)
ライ(ああ、でないと僕はここから進めない。)
C.C.(……分かった。)
C.C.が了承の言葉をライに送ってから数秒後、食堂にいる一同は“何か”が体に当たるのを感じた。“それ”が体に当たるのを感じた瞬間皆の意識はミッドチルダとは異なる世界の歴史を垣間見ることとなる。
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