第二十五話〜再会〜
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は何ですか?それにライさんは飛行魔法もカートリッジシステムも使えないんじゃなかったんですか?」
ライ「模擬戦で使った魔法は圧縮魔法。ただ魔力を収束するだけじゃなくて、収束した魔力をさらに小型高密度にして弾丸として生成したものだよ。」
キャロ「そんなことができるんですか?」
ライ「理論だけなら既に存在していたものだから。ただ使用するのにデバイスがその圧力に耐えられないから実用化されなかった。だから、問題になっていた圧縮時のデバイスの負荷についての問題をフレームを強化することで解決して実用可能にした。」
元々ヴァリスは弾薬の反発を制御できる機構が組み込まれている。それを応用することでライはフレームにかかる負荷を制御できないかと考えたのだ。結果的にそれは功を奏し圧縮魔法の使用を可能にした。
続いて飛行魔法とカートリッジシステムの説明も行う。それを聞いてライの演算能力の緻密さを知って何人かが息を飲んでいた。
シグナム「飛行する際にカートリッジを消費していたのは何故だ?デバイスが演算についてこられるならわざわざカートリッジを消費する必要はないはずだ。」
ライ「僕の魔力量は確かに平均よりも高いですが隊長達と比べると明らかに少ないです。」
シグナム「?」
ライ「飛行魔法の際に背中に展開していた翼。あれはエナジーウイングといいます。だけどあれはあるものを参考に開発をしていたのだけどわかります?」
そこで一同は首を傾げる。だが心当たりのあるなのははつぶやくように答える。
なのは「レイジングハートのACS?」
なのはの言葉にライは頷き、それ以外のメンバーはハッとしたような表情になる。
ライ「もちろん、ところどころ差異はあります。だけど基本部分はそれを参考にしました。だけどあれは使用者の保有魔力が高いことが前提条件としてあります。もし僕がその魔力を自身の物のみで行った場合、即魔力切れを起こします。」
シグナム「そのためのカートリッジか。」
ライ「はい。ちなみ通常機動なら一発で約五分間。戦闘機動なら約二分が限界です。」
シグナム「なら次の質問だ。高町の魔法がすり抜けたのは何故だ?」
それはシグナムも模擬戦の映像を見て知っていた。だが何度見てもなぜ弾丸がすり抜けたのか分からずにいた。ライは答えようとするがライより先に答える声があった。
蒼月「マスターは細かい機動で避けていただけです。」
シグナム「なんだと?」
蒼月のその発言に納得がいかなかったのかシグナムは怪訝な顔をする。それは同じだったのか似たような表情をする人間は多かった。
蒼月「事実です。最小の動きだけで回避し元の位置に戻る。それを繰り返していただけです。もちろんそれはパラディンの翼があってこそで
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