第二十五話〜再会〜
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」
なのは「フェイトちゃん?はやてちゃん?」
はやて「………あんな、なのはちゃん。実は……」
そしてはやてはなのはに自分達の知るライについて話し始めたのであった。
機動六課・営倉
ここ機動六課の営巣施設は決して大きくはない。なぜなら機動六課の活動目的はロストロギアの捜索、回収が主だからだ。なので営巣の部屋数も多くなく4部屋しかない。
その数少ない部屋の1つにライの姿はあった。
今ライは備え付けのベッドに腰掛け目を閉じ、両手を合わせ足に肘をつき、手を額に軽く当てまるで何かに祈るようなポーズをしていた。
その両手にはこちらの世界に来た時に持っていた桜の折り紙を握っていた。これはこちらの世界に来てからライが時々していることであった。
ライ(全てを明かさなかったから信用を失ったのか……ルルーシュと同じだな。)
思い出すのはルルーシュが黒の騎士団に裏切られたときの事。今の自分の状況を考えてライはそのことを思い出していた。
しかしそれも続かない。
ライ「ぐっ!!」
思考の海に浸かろうとした瞬間、頭痛が走ったのだ。その痛みはこの世界に来て二度目の経験。一度目はこの世界に来てすぐ感じたものである。だが今回はその時と違いすぐにその痛みは収まる。
???(おや?なかなか面白い状況のようだな。)
痛みが引くと同時に頭に声が響く。それは念話とは違うもの。そしてその声はライにとって聞きなれた声であった。
ライ(……C.C.…久しぶり……なのか?)
C.C.(なんだ、もっと驚くかと思ったのにな。つまらん。)
その声の主はかつての共犯者。そしてある意味ライを導いた存在。不老不死の魔女C.C.であった。
ライ(あの頭痛はあの時Cの世界で感じたものと一緒だった。だから繋げたんだろう?Cの世界を通じて僕の意識と。)
C.C.(説明の手間が省けたよ。……で?)
ライ(………何だ?)
C.C.(異世界にたどり着いたのだろう。何があったんだ?)
ライ(それは……)
C.C.(見たところそこは檻のようだが……とうとう結婚詐欺でもして捕まったか?)
ライ(……)
自分の冗談に乗ってこないライを不審に思いC.C.は真面目な口調で尋ねた。
C.C.(何があった?)
ライ(C.C.……頼みがある。)
C.C.(言ってみろ。)
ライ(僕が元の世界で何をしたのかをある人たちに見せたい。……できるか?)
ライはCの世界で他人の持つ過去を見ることができるのを思い出し尋ねた。
C.C.(………できる、できないで言えばできる。だがいいのか?)
C.C.の声のトーンが少し下がる。それはライの抱えたものがどれだけ
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