第八話
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兄上の足元にも及びません! 」
俺がそう口を挟むと、
「そうなると、ミュアハはわたしを嘘つきにしたいのかなー?」
「そ、そんなことはありません!でも今のだけは事実と異なります!兄上のいじわる〜ぅ」
冗談めかした兄上の言葉に、子供ぶりっこでお返事です、スミマセン、でもほんとw
「いやはや、騒がしくてすまんな伯爵」
父上は笑顔でそう言うと口元をナプキンで拭うと飲み物に手を伸ばす。
「いやいや、陛下、ご兄弟仲良きことは重畳でございますぞ。レンスターも安泰ですな」
伯爵は嬉しそうな表情を浮かべている。
「とはいえ、来週にはキュアンが旅立ってしまい寂しくなってしまうのぅ。そこでだ伯爵」
父上はいったん言葉を切ると、
「おぬしとおぬしのご息女の都合さえ良ければ、こうして昼餉を伴にするときに同伴してはもらえぬか?、何、おぬしよりもご息女のほうが儂の目当てであるというのはここだけの話だ」
茶目っけたっぷりな父上の言葉に伯爵は
「不調法ものではございますが、次回は必ずや伴ないましょう。あれも喜ぶとおもいますしな」
おー、セルフィナさんとたまにランチを一緒できるのか。
今日はみんな一緒だけれど最近は一人での食事も多かったし兄上が居なくなったら寂しくなるなぁと
思っていたけれど、父上のご配慮ありがとうございます。
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