コードギアスR1
0129話
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世代のKMFを開発する事になります。その能力は通常の……」
嬉々として説明を続けるロイドだったが、コーネリアはそれを気にする事なく口を開く。
「そのランスロット、パイロットはイレブンだと聞いたが本当か?」
「はい。名誉ブリタニア人です。しかし……」
「一等兵から准尉に特進させた。それで満足せよ。ナンバーズ等に頼らずとも、私は勝ってみせる」
それだけを言うと、ロイドを置いてその場を去っていく。その後ろ姿を見送り、溜息をついてランドリオンの調査へと向かうロイドとセシル。どちら付いていくべきか迷ったが、直属という事もありコーネリアの後を追う。
「コーネリア」
「アクセルか。後少ししたらサイタマゲットーに潜伏しているテロリスト共へ攻撃を仕掛ける。貴公も共に来い」
「サイタマゲットーに?」
「ああ。ゼロを誘き出す為にメディアに情報も流している。奴の性格が私の予想通り劇場型ならば、その姿を現すだろう」
「その為に、一般人まで巻き添えにするのか?」
「……必要な犠牲だ」
「コーネリア。俺は確かに金次第で何でもやる傭兵だ。だが、それでも最低限の仁義というものがある」
「……」
「最後にもう1度聞く。一般人を巻き込むのか?」
「……いや。貴公の言う事も分かる。なるべく一般人は巻き込まないように通達を出そう。だが、最優先の目的はあくまでもゼロの捕獲、あるいは殺害だ。その為にはどうしても巻き添えになる一般人が出るぞ?」
「そのくらいは分かっている。何も一般人に少しの被害も出すなと言ってる訳じゃない。だが、前提が違えば結果も変わるだろう?」
「貴公は甘いな。だが、その甘さは嫌いじゃない」
生真面目なコーネリアにしては珍しい笑顔を浮かべて俺の方を見る。
「何だ、綺麗な笑顔じゃないか」
「な、何を……」
「いや、普段からそんな笑顔を見せていれば妹のように人気が出るだろうと思っただけだ」
「ユフィの事か?」
「ああ。直接会った事はないが、ここに一晩でもいればその人気の高さは自然と分かる」
「そうか。……いずれ貴公にもユフィを紹介しよう。ただし! 変なちょっかいを出して貰っては困るぞ」
「変なちょっかい?」
コーネリアの言っている変なちょっかいというのがどういうものかは分からないが、別に危害を加えようとは思っていないのだから問題無いだろう。
「……いや、いい。それよりもサイタマゲットーに向かうぞ」
「ランスロットとかいうのは使わないのか?」
「ああ。今回はトウキョウ租界の部隊と私の親衛隊だけで作戦を進める。貴公の機体も今日一杯は特派に返して貰えないだろう。私の近くで護衛をしてもらう」
「ナンバーズの力を借りなくてもどうにかすると言っていたが、俺は構わないのか?」
ふと先程ロイドに言っ
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