第二章 A's編
第四十話 『スーパー銭湯(後編)』
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「洗えるんだよ。ほんとだよ?」
フェイトの泣き言をみんなで笑いながら流して私達は色々なお風呂めぐりを再開するのだった。
……………
…………
………
それからみんなで外食を取った後、なのははフェイトの家でお泊りをするそうだ。
私は急用が出来たといって一度家に帰ることにした。なのは達には気取られるとまずいから。
夜の事、家を出るときに周りに魔法での監視がない事を確認して私は部屋の窓から出て行った。
そして宝石剣の欠片レプリカで通信を入れると、
『はい、シャマルです』
「あ、シャマルさん。お話があります。残りの三人にも出てきてもらっていいですか?」
『わかりました。でも、もう少し待ってもらっていいですか? はやてちゃんがまだ寝ていないので』
「わかりました」
『私が指定した場所まで来てもらっていいですか』
「わかりました。どこですか?」
『場所は…』
場所を聞いて私はある公園に入っていった。
そこにはシャマルさんを始めシグナム、ヴィータ、ザフィーラが揃っていた。
「来たか、シュバインオーグ…。念のために聞いておくがお前一人か?」
「ええ。誰にも気づかれない自信はあるから」
「で、なんのようだよ。お前は管理局の人間じゃねーのか?」
「そうピリピリしないの。ご近所迷惑でしょ?」
「平気よ。もう小さいながらも結界を張らせてもらったから」
「それじゃこれで思う存分語り合えるって事ね。でも、その前に…」
私は黒鍵を数本投影して各所に放った。
「なにを!」
「安心して。どこかで見ている誰かさんの機械を全部壊しただけだから」
「「「「なっ!?」」」」
それで全員驚いているようだ。
「気づいていなかったの? まぁそうか。結構細かいところに配置されていたから」
「お前は…一体」
「今その話はなし。それで単刀直入に聞くけどあなた達の主は八神はやてで間違いない?」
「…ああ。その通りだ」
「そう。それではやてはあなた達の行動は承知なの?」
「それは…」
「やっぱり。優しいはやてはそんな事は望まないと思うからあなた達の独断なのね」
「そうだよ。はやては闇の書の呪いにかかってるんだ」
「闇の書の呪い?」
そして聞く。
はやての足の麻痺は闇の書が原因で放っておけば病は心臓にまで進行して命を奪うかもしれないという事。
それが判明した事ではやてとの騎士の誓いを破り蒐集作業を開始した事。
すべてを話し終えてシグナム達は俯いてしまっている。
辛いのだろう。自分達のせいではやては病に苦しんでいると分かったのだから。
「ほかに手はないの?」
「現状打てる手は闇の書の完成だけだ」
「そう…」
「シホちゃん、あなたは他になにか手は考えているの?」
「最終
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