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遊戯王GX 輪廻に囚われし赤
ワーム・ヴィクトリー
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ね」

「その中でも今回出る『ワーム』『A・O・J』『魔轟神』『ドラグニティ』『氷結界』は、とある世界のとある星にこの種族が入り乱れているという物語が存在する。その中で『ワーム』は宇宙からの侵略者だ。その見た目も『エイリアン』よりは宇宙生物と言って過言ではない。ある程度デフォルメされているが、気持ち悪い」

「……そんなに?」

「あまりソリッドビジョンで見たくない。手札とディスクにしか視線を移したくない。運が良ければ1体か2体だけで済むんだがな」

「そう(明日香が再戦を教師に願い出てたみたいだけど、私は部屋に帰っておこう)」











昼休みが終わり試験会場であるデュエル場で他の生徒のデュエルを眺める。
一番奥でツァンが止めを刺そうと攻撃を行ないミラフォで全滅するも究極背水の陣で墓地の六武衆を蘇生して見事に勝利を収めている。視線をずらすとそこには万丈目がダークエンド・ドラゴンとライトエンド・ドラゴンで危ない所など無く勝利している。更に半分位の試験が終わった所で『ドラグニティ』を使用している生徒が居た。まだ全てのカードが揃っていないのか安定していないがそれでも何とか勝利していた。そして覗きで停学処分を受けていた丸藤翔はただの『装備ビート』に負けていた。団結の力も魔導士の力もアームズホールもベンケイも入っていない『装備ビート』にだ。プレイ内容がお粗末過ぎた事が原因だ。パトロイドの効果は使わない、リミッター解除を相手のメイン1で使用する、そもそもリミッター解除の効果を理解していなかった、1体のモンスターにミラフォを使用など本当に丸藤亮の弟なのかと疑いたくなる。というか全然似ていないなあの兄弟。その兄である丸藤亮はキメラテック・オーバー・ドラゴンとハーフ・シャットのコンボで対戦者を吹き飛ばしていた。それからしばらくして最後の方でやっとオレの名前が呼ばれたのでフィールドに上がると知り合いが立っていた。

「で、オレの相手はまたお前なのか、明日香」

「今度こそ私が勝ってみせるわ」

溜息をついてからディスクを構える。

「「決闘」」

先行はオレだったのでカードを6枚ドローする。

「魔法カード、手札抹殺を発動。互いに手札を全て墓地に送り、送った枚数分ドローする。オレはワーム・ゼクスを召還、効果によってデッキからワーム・ヤガンを墓地に送る。カードを2枚伏せてターンエンド」

遊矢 LP8000 手札2枚

ワーム・ゼクス ATK1800
セット2枚

「私のターン、ドロー。モンスターをセット、カードを2枚セットしてターンエンド」

明日香 LP8000 手札3枚

セットモンスター1枚
セット2枚

「オレのターン。墓地のヤガンの効果発動、オレの場のモンス
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