ワーム・ヴィクトリー
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Oネオスだ。バニラでHEROの為にサポートカードが大量に存在するため、墓地から何度でも、というより普通にアドバンス召還される事が少ない最上級HEROだ。史実では遊城十代のエースカードだったが、この世界ではどうなるか分からない。一応、精霊が宿っていない普通のカードならあるからそれで何とかなるのだろうか?最悪、オレの力か彼女達の力を借りるしか無いな。
筆記テストが終わると、生徒達が急いで教室を飛び出して行く。何かあるのか?
「貴方は行かないの?」
「ツァンか、何かあるのか?」
傍にやってきたツァンに聞いてみる。
「今日、新しいパックが入荷するんですって。今回も新しいシリーズが発表されるみたいだから皆我先にって感じにね」
「ああ、『ワーム』『A・O・J』『魔轟神』『ドラグニティ』『氷結界』か。どれもが強力なシリーズだ。まあオレはテスターだから既に手元にある」
「へぇ、良いわね」
「そう言うツァンは行かなくていいのか?」
「私は『六武衆』があるから」
「そうか。話は変わるがディスクが完成した。たぶん大丈夫だと思うが最終調整が必要になるかも知れないから試しに付けてくれないか」
カバンからツァンの為に作ったデュエルディスクを取り出して手渡す。
「これが私の。結構軽いわね。それに計ったみたいにサイズが合ってる」
「目算だったが合っていたようで良かった。使い方は普通の物と変わらない。何か分からない事があれば聞いてくれ」
「見慣れないスリットが二つあるんだけど、これって何?」
「ああ、片方は手前のがエクストラデッキ、奥のが除外ゾーンだ。除外を活用するカードも最近増えてきているからポケットに入れるよりもディスクに用意してあった方が良いだろう」
そう言ってオレも自分のディスクのエクストラデッキと除外ゾーンを見せる。
「『六武衆』も新たなカードが作られてるからな。何れ必要になるだろう」
「『六武衆』はまだまだ強くなるのね」
それはもう鬼畜な位に強くなるさ。
『真・六武衆』
大将軍 紫炎の若かりし頃と言われる『真・六武衆 シエン』を筆頭に集った軍団。その強さは半端ではなく、『六武衆』と名の付くモンスターが場に居る事で真価を発揮する。『真・六武衆』ではなく『六武衆』というのがくせ者であり、両者を混ぜ合わせる事でどのような状況にも対応出来るのだ。
「それより、アンタは今日のテストで何を使うのよ」
「『ワーム』を使う。あまり見ない方が良いぞ、結構凄い外見をしてるから」
「凄い外見?」
「効果モンスターにもバニラの様にフレーバーテキストがあるのは知ってるよな」
「ええ、その方がシリーズ物を作り易いからよ
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