暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜人形使いの集い〜 フェアリーダンス
あんた、いつの間に
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しいみたいですもんね、俺も来年3年になるから就職活動スタートっす」
「ジェリルとレイヤーは大学生だったよね、4年生じゃなく3年生から就職活動なの?」
「そうですよ、既にリクルートから就職ガイドとかいうDVDが届き始めてます」
「私のところにもきました」
「俺が学生のときにも来たよ、エントリーシートの書き方とか面接のノウハウとか収録されてるやつだよね」
「それですそれです」
「まあ、就職に失敗したらウチにきなよ、身体が無茶苦茶鍛えられるぜw」
「身体が鍛えられるって何の仕事っすか、土方とか?」
「うにゃ、1台40キロのレーザープリンターを担ぎ上げる仕事w」
「い〜や〜だ〜!」
と言うとりとめもない話に花を咲かせる

さて、そろそろ活動しましょうかねという事で狩りに出かける
以前にルビークエで行った「没落貴族ヴァリエール公爵の館」のそばにある「ラ・フォンテーヌの廃墟」へと向かう
ここはトラップが無数にあるダンジョンでMOEの連中が突っ込んできても容易にあしらう事ができるのだ
ここにいるモンスターのオーク鬼はHP4倍でオールアクティブ・マルチリンクでリポップも早く
非常に狩り難いため、普通のプレイヤーは敬遠して近づいてこないのだ
しかし、そういったモンスターは範囲狩りに極めて最適だったりする
そんなわけで我々は全員が範囲攻撃のできる武器、つまり薙刀や矛戟、戦斧を装備している
もし死亡事故がおきても以前に中華様にもらった「黒羽の扇子」があるから無問題

「ラ・フォンテーヌの廃墟」へ到着し強化魔法のフルバフを掛けてから
内部へ侵入、やはりこういったダンジョンには中華様がいる

スーパーマ、晴夫ハルオ、アラシン、おいしい朝、白ホワイト白、ナマエナシ、oceanblue

なんで中華様ってのはこういう微妙なネーミングセンスなんだろう?

彼らの邪魔をしないように中層へと移動する
一応、他のプレイヤーやMOEの連中がいない事を確認して狩り開始
全員で外周を舐めるように走り回ってウジャウジャいるオーク鬼をトレインして突き当たりの壁面で殴りまくる
攻撃範囲に入っているオーク鬼の数はおよそ30匹はいるのではないだろうか
それを全員で殴る殴る殴る、4〜5分くらいかけて撲殺完了
引き続いて今度は対角線に反対側の角まで走り抜けてオーク鬼をトレイン
そして集まってきた連中を全員で殴りまくって撲殺、これを延々と繰り返すのだ

至極順調に狩りが進み2時間ほどたった頃に事故発生
マジンドリンガーにオーク鬼のタゲが集中してしまい、ヒールが間に合わず死亡したのだ
範囲狩りというのは微妙なバランスで成り立っている、7人だと余裕綽々なのに
6人だとまったく歯が立たないという事が往々にしてある
シャルルが「黒羽の扇子」で即座
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