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の?」
「ユイは特別なんだよ」
ゲツガはユイの頭を指で撫でた後、キリトはユイをつまみあげて胸ポケットに放り込んだ。
「そ、そうなんだ。……人を求める心、かあ……」
そしてリーファはかがめていた腰を伸ばした。若干顔が赤いのは気のせいだろうか?
「まさかね……」
「なんか言った?」
キリトがそう聞くとリーファは首を振ってなんでもないと答える。真ん中にあるロケーターストーンという石碑を使い戻り位置をセーブすると全員四枚の翅を出す。
「準備はいい?」
「OK」
「ああ」
ユイもキリトの胸ポケットから顔を出してこくりと頷くのを確認したリーファは離陸しようとする。
「リーファちゃん!」
エレベータのほうからどこか頼りなさげな男の声がリーファを呼んだ。振り返ると、昨日あったレコンというプレイヤーだった。
「あ……レコン」
「ひ、ひどいよ、一声かけてから出発してもいいんじゃない」
「ごめーん、忘れてた」
リーファがそう言うとがくりとレコンは肩を落とした。気をとりなおしたように顔を上げるとあわてた顔で言った。
「そ、そんなことよりリーファちゃん!!パーティー抜けて、ケットシーと駆け落ちするんだって!」
「な、何でそんな話しになってんの!?」
「下で相当な騒ぎになってたよ!リーファちゃんがケットシーの男と上に行くのを見た人たちが言ってたよ!本当なの!?」
「ち、違うわよ!あれはシグルドのせいで、ゲツガ君とは何の関係もないって!!」
そう言うとレコンはホッとした表情になり安堵した。
「そうだよねー……よかった……」
「それで、あんたはそれだけ伝えに来たの?それともついてくるの?」
「きまってるじゃない、この剣はリーファちゃんだけに捧げてるんだから……」
「えー、別にいらない」
リーファの言葉に再びレコンはよろけるが、メゲずに話す。
「ま、まあそういうわけだから当然僕もついていくよ……と言いたいとこだけど、ちょっと気になることがあるんだよね……」
「……何?」
「まだ確証はないんだけど……少し調べたいから、僕はもうしばらくシグルドのパーティーに残るよ。キリトさんにゲツガさん」
レコンはキリトとゲツガのほうを向き、まじめな表情で言った。
「彼女、トラブルに飛び込んでくクセがあるんで、気をつけてくださいね」
「ああ。わかった」
キリトとゲツガはにやりと笑いながら頷く。
「それからゲツガさん。言っときますけど彼女は僕のンギャッ!」
リーファに足を踏みつけられたことにより悲鳴を上げた。そのせいで何が言いたかったのかはわからなかった。
「余計なこと言わ
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