猫ウェンディ
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この世界へ戻って来て数日たった昼ごろ・・・
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
何でこうなったんだろうか・・・。
「ゴメンね、お兄ちゃん・・・。」
「お前が謝っても仕方ないだろ・・・。」
「でも・・・私のせいだにゃん。」
にゃん、と可愛らしい・・・事を言うウェンディ。
そう、ウェンディの頭にが人間の形のではなく猫の耳、しかも尻尾もある。
いわば、猫人間にウェンディはなっていた。ツインテールになって良く似合っているが・・・
「まったく・・・。」
何故こうなったのかは数分前の事だ・・・
妖精の尻尾 ギルドにて・・・
「ミラにこれを飲ませるのか?」
そう言ったのはマカオだった。
「当ったり前だ!かけても効果はある様だしな。」
そう言ったのはワカバであった。ワカバの手には紫色の瓶を持っていた。
「これを飲んだら・・・ミラちゃんは・・・ぐふふふ・・・。」
ワカバは不気味に笑った。しかしそこに・・・
ボカーン!
「ぐぁ!!」
後ろからグレイが飛ばされたかのようにワカバにぶつかった。
「どうだ!参ったかグレイ!!」
グレイを飛ばしたのはナツだったそうだ。
「この野郎!!!」
グレイは怒り、起き上がる。
「またケンカ・・・よくやるわね・・・。」
「いつもの事だよ。」
ルーシィが呆れてそう言い、ハッピーはいつもやる事だから気にしていなかった。
「そうだね。」
リサーナがそう言う。
「お前ら!ケンカは外でやれぇ!!たく・・・あれ?」
「どうした、ワカバ?」
「アレがない・・・!」
ワカバが言っているアレとは、先程、手に持っていた紫の瓶の事であった。
「きゃっ!」
その声の方にワカバとマカオは振り向いた。
「痛い・・・」
「ちょっと!アンタ達のせいでウェンディの頭に瓶がぶつかったじゃないの!!!」
ウェンディの頭に瓶が当たった事にナツとグレイに文句を言うシャルル。
「何、この液体・・・?」
瓶に入っていた液体がウェンディにかかってしまった。
「「ああーーー!!!」」
ワカバとマカオは大声でそう言った。その声に全員が注目する。
「ちょっと、どうしたの?」
ミントがワカバとマカオに聞いてみた。
「いや、それはその・・・。」
「・・・う。」
「ウェンディ!どうしたの!!」
ウェンディの様子にシャルルが大声でそう言う。
「ウェンディ〜。お待たせ〜・・・
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