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第十五話 地球、海鳴市
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ずかしい。」
「……はい。」
アリスに叱られて縮こまる誠也。
その光景は尻に引かれる男性と、尻に引く女性の構図がぴったり合っているように思えた。
「この後はどうするの?地球に行くなら任せてほしいって言うから全部任せたけど。」
「これから和也のところに連絡を取ってそっちに向かう。」
「そう。なら任せたわよ。」
ちなみに、アリスも誠也も地球での連絡手段となる物は持っていないが、レイジングハートに頼めば、通信網の中に入り込むくらい造作もないことだったりする。
それじゃ、と首から下げたレイジングハートを取り出し連絡をつけようとするが、それは横から聞こえてきた声によって中断させられる。
「こんにちは。」
そこに居たのは紫髪の女性と金髪の女性の二人組であった。

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