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シャンヴリルの黒猫
Chapter.1 邂逅
8話「駆逐」
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「早いわね……」

「そうかな。どうやら思った通り、俺はどこかでこの剣をふるったことがあるみたいだね」

「……それにしても、生きているものを殺すことに躊躇が無かったみたい」

 意識したわけではないが、どこか責めるような口調になったユーゼリアに対して、アシュレイは少し驚いたような顔をした後、苦笑してその言葉を肯定した。



そうだね。


 その苦笑は、アシュレイ自身を嘲笑しているようだと、ユーゼリアは思った。
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