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混沌の魔術師と天空の巫女
第4章 天狼島編
トライアル
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「カナ・アルベローナ。」

「・・・・・・。」

ん?カナさん、何か暗い顔していますな・・・。

「フリード・ジャスティーン。」

「ラクサスの後を継ぐのは・・・。」

フリードさんもですか。

「レビィ・マクガーデン。」

「私・・・とうとう・・・!!」

「「レビィがキター!!!」」

レビィさんも出るんですか。

「メスト・グライダー。」

「メストだ!!」

「昨年は惜しかったよなー。」

メストさん?始めて見る人だな・・・。

「そして最後は・・・」

最後の人は・・・ルーシィさんか?それともガジルさんあたりかな・・・?






























「コージ・フォレトロス。」

「・・・ん?」

どういう事だ・・・今俺呼ばれた・・・?

「はい!?」

俺は驚いてしまった。何で俺まで!!?
ギルドに来てまだそんなに経っていませんよ!!?

「よかったじゃん、コージ!」

「すごいよ!お兄ちゃん!!」

いやミントにウェンディ、おかしいとは思わないのかい?

「以上じゃ。今回はこの中から合格者を1名だけとする。
 試験は1週間後。各自、体調を整えておけい。」

1名だけなんですね・・・。

「!」

「どうかした?シャルル。」

ウェンディの声に俺もシャルルの方を向いた。

「べ・・・別に・・・(何なの?今・・・一瞬・・・)」

シャルルは予知の力があった。まだ完全にコントロールはできていないが、
その予知であるものを見た。
カナが泣き、ナツが怯えて顔を下を向いて涙を流していた。
ルーシィが倒れる。ボロボロのコージ。そして、黒髪の青年がいた。
その青年は狼が襲いかかった時、青年にある何かによって狼は死に、
鳥も死に、木も枯れるという力を持っている青年だった。

「(誰・・・!?)」

「シャルル?」

何だか顔色が悪いぞ・・・。

「初めての者もおるからのう、ルールを説明しておく。」

マスターの言葉に俺はシャルルも心配だが、選ばれた人なのでルールを聞く事にした。

「選ばれた9人のみんなは準備期間として
 1週間以内にパートナーを1人決めてください。」

パートナーですか・・・絆も試されるという事ですかな?

「パートナー選択のルールは2つ。1つ妖精の尻尾(フェアリーテイル)のメンバーである事。
 2つS級魔導士はパートナーにできない。」

「なるほど。S級であるエルザさん達は選べれないと。」

「エルザさんと一緒なら最強すぎるもんね。」

ウェンディのいう通りだ。


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