第二章 A's編
第三十九話 『スーパー銭湯(前編)』
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そこには、
「えっと…海鳴スパラクーア、新装オープン?」
「ああ…」
シホはなにやら分かったみたいだけど私は分からず首を傾げてしまった。
「えっとね、簡単に言うと皆で入る大きなお風呂屋さん。
温泉とか泡のお風呂とか楽しいお風呂がいっぱいなの」
「そうなんですか」
「より分かりやすくいうとスーパー銭湯とか言うよね」
「なるほど…」
「ふぇー。こんなのが出来たんだ」
「知らなかったわね」
どうやらなのはとシホもこの事は知らなかったみたいだ。
「で、美由紀ちゃんと一緒に行こうという話になって、私は着替えを取りに来たわけだ」
「なのは達も一緒に行く?」
「え、いいの!」
「あまり過激なスキンシップがなければ平気です」
「もう、シホちゃんは恥ずかしがり屋なんだから〜」
「何度もいいますが美由希姉さん、私は…」
「わかってるわかってる〜!」
なんだろう? シホは美由希さんと一緒にお風呂に入るのが苦手なのかな?
後でなのはに話しを聞いてみるとなんでもいつも朝や夜のお風呂でシホが入った後に一番目に美由希さん、二番目に桃子さんの確率でよく強襲を受けるという。
シホ自身もなぜかお風呂でのスキンシップを苦手としているらしい。
「アリサちゃん達も誘ってもいい?」
「いいよー。それじゃみんな準備!」
◆◇―――――――――◇◆
…シホ達が銭湯にいく騒ぎをしている一方である家で、
Side 八神はやて
今私はおでんの汁を小皿にとって味見しとる。
「うん。仕込みはOK!」
「あ〜、いい匂い。はやて、お腹減った」
「まだまだ。このまま置いといて、お風呂に入って出てきた頃が食べごろや」
「うう〜、待ち遠しい」
夕食の匂いにさすがのヴィータも限界のようや。
あ、そうや。もう一人にも味見手伝ってもらおう。
「アーチャー、味見してもらってええ?」
「任された」
すると部屋の高い所に掴まっていたアーチャーが鷹さんの姿のまま私のところへとやってきて、その姿を男性の姿へと変化させる。
最近になってアーチャーは人間形態になれるまでに魔力が回復してきたそうで普段は魔力節約のために鷹の姿になっているけどいざっていう時にはこうして人間の姿になってくれる。
なんていうんかな。姿はザフィーラと似た白髪褐色肌の男性なんやけど性格からして頼りになるお兄ちゃんって感想が出てくるんや。
初めて見たときは驚いたけど今はもう普通になっとる。
「どれどれ。…うむ、いい出来だ。はやては料理が上手だな。将来が楽しみだ」
「ややわ〜。アーチャーに比べたらまだまだ修行不足やで。後、さらっと口説いとるで?」
「む。そうか?」
そう。人間形態になれるようになってからアーチ
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