第二章 A's編
第三十九話 『スーパー銭湯(前編)』
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」
「デバイス絡み?」
「うん。…それじゃ夕飯まで軽くトレーニングでもしようか」
「それなら私が監修しているわね」
「お願いします」
「シホ、お願いね」
そして屋上まで移動し稽古試合が始まった。
内容はなのはの方が誘導弾をフェイトに放ち当てたら勝ち。
フェイトの場合は誘導弾をその自慢の高速機動ですべて避けきりなのはに一撃を与えたら勝ち。
どちらもデバイスがないので公平な闘いになった。
まだなのはは魔力が完全に回復していないとはいえ魔法を使えないわけではない。
魔力の効率的運用、デバイス無しでの魔力の扱い方を徹底的にシホは二人に叩き込んだのでいい具合に戦いになっている。
「シュート!」
「ッ! まだ!」
フェイトはなんとか避けたが次弾を密かに待機させていたなのはの攻撃を受けて沈黙する。
「うー。私はこの機動じゃダメなんだね」
「フェイトちゃんはどれもすぐに対応して避けちゃうからどうやって誘導弾を隠して当てようかが考えようだったの」
「デバイスがないとどうしても力技はできないから読み合いの戦いになっちゃうからフェイトはもっと様々な機動をどう運用していくかがこれからの課題になってくるわね」
「うん、わかった」
「なのはも前より操作性能が上がってきたけどその分一個一個が少しだけど動きが単調になってきているからもっと集中力を高めるように」
「はーい」
「よし。それじゃなのははまだ魔力が万全じゃないから休んでいなさい。フェイト、次は私が相手をするわ」
「うん。フィアットとまではいかないけど頑張る」
それで今度はシホとフェイトが向かい合った。手持ちはシホは二本の干将・莫耶と同じ長さの棒、フェイトはバルディッシュと同じ長さの棒を構えた。
「それじゃ二人とも、始め!」
なのはの掛け声と共にフェイトは一気にシホに最近出来るようになってきた瞬動術で詰め寄り背後に回り棒を振るう。
だけどシホは即座に右の棒でそれを防ぎ左の棒でフェイトに攻撃を加えようとした。
しかしフェイトは攻撃が出来なかったと判断した瞬間にすぐに距離を取りシホの出かたを伺っていた。
「シホは防御が固いから中々崩せないね。いつも通り」
「攻防一体の構えは私の取り柄だからそう簡単に崩せないわよ。と、いってもいつも私が受けに回っていたらフェイトも退屈でしょうし…」
シホの言葉が途中から近づいてくるように聞こえてきてフェイトは急に危機感を覚えて咄嗟に勘を頼りに棒を右に振った。
途端、カンッという鈍い音がしてフェイトはなんとか珍しく攻めをしているシホの振るう棒を受け止めていた。
「今、ただの勘だけで振ったでしょ? 今回は防げたからいいけど眼で追えなくなったらアウトよ?」
「うん、ごめん。もう一度お願いします!」
「よし
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