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やはり俺達の青春ラブコメは間違っている。
第三章
やはり比企谷八幡はケチっている。...と彼は思う。
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げるつもりです。僕は怒りました。僕を怒らせた野郎が現れたのは去年僕の小指をへし折ろうとしたタンスの(かど)の野郎以来です。
 差別はいけないなぁ。僕は奉仕部の真面目な部員なので比企谷くんのために嫌が...平等の大切さを教えてあげようと思いました。
 女子二人にも嫌がら...せをしないと気がすまないので嫌がらせをしよう!...と心に決めて、純粋でありながら、穏やかな心で嫌が...嫌がらせをしようと『僕』に誓いました。
 僕は比企谷くんに自分の考えていることを感じ取られないように気をつけながら、彼に接することにしました。
「悪いね比企谷。わがまま言っちゃてさ。ヤグルドジョバンニ、これスキなんだよなー』
 完璧な演技。今すぐハリウッドスターに!...なれないけど。...フフ、嫌がらせとは良い響きだ。
「え、これ好きなのか?...これ最近全然売れてなくてすっごく安いし、正直これで済むとはなぁ、まあラッキーだ...」
 おいおいでっかい独り言が漏れてるぜ? まあ、残念ながらそんなんじゃ済まさないし、アンラッキーだけどな。
 今に後悔することのなるぞケチ八幡。あの時二十円をケチらなければ、ってな。
 ...そうさ俺の人間の器はおよそ二十円。朝マックなんて目じゃないプライドだぜ☆


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