スピンオフ 長谷川裕二の日常
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俺の名前は長谷川裕二。一応、探偵をしてる。依頼とか滅多にこないがな!
どこに事務所構えてるかって?IS学園行きモノレールのすぐ隣の建物の一室だ。人こないけど。
「最近、依頼がめっきりこないよなー。簡単な依頼すら来ない…」
そう、最近は依頼と言う依頼が来ない。猫探しも犬探しも浮気調査もまーったく来やしない。何でなんだ…。
だがそれよりも、俺は重大な危機に直面していた。 それは
「もう、食料がもやしすら残ってねぇ…」
そう、今現在俺の食料なしで危機なのだ。
「やっぱりビラ配りとかポスターを張ったほうが集客率がいいのか?けどポスター作る予算はないし維持費もかかるからなぁ」
何より、電気代だけは残して置かなければならない。生活で使うのもあるが、以前並行世界に行ってしまった時に出来た友人とのコンタクトの為にはそれが、WCSが欠かせないからだ。
「しかし、昔は良かったよなぁ。皆で馬鹿やったり蓮をいじったり、蓮を騒動に放り込んだり、色々楽しかったよなぁ」
生徒会で馬鹿をやった思い出。それは俺にとって掛け替えのない物であり、今でもついあいのある仲間たちとの大切な時間である。これだけは皆共通認識だと俺は思っている。
チリリリリリン チリリリリリン
この事務所に置いてある依頼用のかなり古い黒電話が鳴り始める。
「はい、こちら長谷川探偵事務所」
『どうも会長。お久しぶりぶりですね』
「その声は、エルザじゃないか。久しぶりだな!」
依頼用に掛けてきたのは仲間のエルザだった。今はフランス情報局局長だからあんまりあえる時間がないのが残念で仕方がない。
「それで、依頼用に掛けてくるなんて珍しいじゃないか。で、どんな依頼なんだ?」
『今日二人目の男性操縦者がIS操縦者がIS学園に行ったんだけどこっちはそんな情報がないのよ。怪しいと思って調べたら尻尾をつかませないから、会長に依頼しようと思って連絡したの』
「おいおい、それ国家情報だろう?俺なんかじゃ到底調べられないぞ」
国家情報は流石の俺もお手上げだからな。
『国家情報を調べて欲しいんじゃないのよ。デュノア社社長の女性関係を全部洗ってほしいの。あの男、こっちが調べるのを分かってたみたいにその関係を隠蔽してこっちじゃ手が出せないの』
なるほどな。
「大切な仲間の頼みだ。その依頼、受けてやるよ」
『そ。流石会長ね。フランス空港で待ってるわよ』
「分かった。チケットはそっちで準備しておいてくれ。それと、たとえ仲間でも一文もまけなからな」
『相変わらず抜け目がないことで。了解よ。すぐにチケットを用意するからチケットがきたたらお願いね』
そこで俺は電話をきり、窓から空を見上げた。
「さ
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