再会
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りだ。2・3限の自由選択に遅れないように。」
やっと終わった。
次は自由選択科目か。
「牛目さん。ありがと。」
「たいしたことないよ。それじゃあ車庫に行こっか。」
私は牛目さんに連れていかれ車庫に向かった。
「今日から1週間滞在する柚本瞳さんと藤林レイナさんだ。」
「「よろしくお願いします。」」
二人は丁寧にお辞儀をした。
「もう一人いるんだよねー。河嶋。」
「はい。こっちだ。」
そこに現れたのはもなかだった。
「前修善寺女子高等学校二年情報処理科の斉藤もなかです。諸事情で転校しました。よろしくお願いします。流派は大狩流傘下駿河流です。」
もなかは大狩流傘下を強調した。
「と言うことだ。三人には新たに発見した三式中戦車改に乗って貰う。本当はもう一人欲しいのだが・・・」
「私が一緒に乗ります。」
はやが立候補したよ。
そうしたらはやの戦車が困るんじゃ。
「私の代わりはやっぱり・・」
はやが裕香の方を向いた。
「中橋さんしかいないでしょ。」
裕香は私たちの通信手じゃん。
なに勝手なこと言っているの?
「わかりました。はやの代わりに通信手兼車長をさせてもらいます。」
なに言っちゃってんの裕香。
「ありがと、裕香。河嶋先輩。これでいいですよね。」
「ああ。それでは各自練習開始。」
みんなが走っていくなか私とみほが瞳の前にやって来た。
「柚本さん。久しぶり。戦車道続けてたんだ。」
「瞳。淋しかったぞ。あまり遊び来てくれなかったから寂しくて。」
まあ、九州から福島まで来るのは大変だからしょうがないんだけど。
「戦車道にハマっちゃって。梨華ゴメンね。結構距離があったから行けなかったんだ。」
「大丈夫。来れないのはわかっていたから。」
「梨華ひどーい。私行く気満々だったのに。」
来る気だったんだ。
「みんなー。大変ですー。上越高等学校が。」
瞳とレイナは誰よりも早く声のした方を見た。
「どーした?」
呑気な会長。
「戦車道の隊長が反大狩流を掲げたと今連絡がありました。」
それを聞き私も小山先輩の方を向いた。
そして私は訊ねた。
「上越高等学校の生徒会長はなんて?」
「生徒会長は今回の発表とは無関係らしく反大狩流に対して批判的らしいわ。」
となると戦車道選択者の独断だと考えれば
「なんだか理由がわかる気がするよ。」
「そうなんだ。でもなんで問題なの?」
みほっておばかさんなのかな?
「日本の戦車道の流派は大きく分けて二つ。一つは国内最大流派の大狩流。もう一つはみほ達の西住流。」
「うん。」
「もしも大狩流の傘下から抜けたら何処に行くと思う?」
「それは西住流だと思う。」
それがわかっていてどうして私の心情がわからないの。
みほって本当におバカさんなの?
「抜けたら確
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