コードギアスR1
0127話
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わるまでは私と行動を共にして貰うが異論はないな?」
「ああ、了解した」
ギルバート・G・P・ギルフォード。コーネリアに絶対の忠誠を誓っている騎士で、その実力はブリタニア軍でも上位に位置し、帝国の先槍の異名を持つ男だ。
「では、私はダールトンから連絡のあった場所から内部に潜入する。アクセルとやら、また後で会おう」
それだけを言うと、コーネリアの操るグロースターは腕の付け根から発射されたスラッシュハーケンで山に備え付けられた移動砲台を破壊し、それを足がかりにテンポ良く山を登っていく。
「ほう、さすがブリタニアの魔女と呼ばれるだけはあるな。いい腕をしている」
俺のその呟きが聞こえたのだろう、ギルフォードが自慢気に答える。
「そうだろう。姫様は王族とは言え、常に我等の先頭に立って戦場を潜り抜けてきたお方だ。並のパイロットでは足下にも及ばんよ」
「……なるほど。ノブレス・オブリージュって奴か。ところでギルフォードとか言ったか。わざわざ外部スピーカーを通じて話をするのも周囲に迷惑だろう。通信周波数を教えてくれ」
「了解した」
ギルフォードから通信周波数を教えて貰い、外部スピーカーではなく通信を通して会話する事にする。
「それにしても、貴公のその機体。AMとか言ったか。随分と巨大だがどの程度の運動性を持っている? グロースターに付いてこれるのか?」
「こう見えてもそれなりに運動性能は高いな。こうしてブリタニア軍のKMFを見る限りでは、サザーランド以上、グロースター以下と言った所か」
「ほう。それは確かに凄いな。以前我等がエリア18で戦ったバミデスとかいう機体は運動性は無いに等しいものだったが……それでは、その自慢の機体の性能を見せて貰おうか!」
そう告げると持っていた大型のランスを構えて、後ろからこちらへと狙いをつけていた戦車の砲撃を回避して横腹へと回り込み、その槍を突き刺す。
ランスで貫かれ爆発した戦車を見ながら、ランドリオンのスティック・ムーバーを広げてしゃがみ込む。同時に先程までランドリオンの胴体ががあった部分をまだ残っていた自走砲から発射された砲弾が通り過ぎた。
「なるほど、面白い動きをするものだな」
興味深そうにこちらの様子を見ている……というよりも、観察しているのだろうギルフォードの言葉を聞き流しながら、自走砲のあった場所へとレールガンを撃ち込む。
「それに、武器の威力もなかなかだ。……なるほど、確かにKMFとは全く違う概念で作られた兵器のようだな」
「お眼鏡に叶ったか?」
「そうだな。面白そうではあるが……私はやはりKMFの方が性に合っているよ」
2人で気楽に会話をしながらも、自走砲や戦車を破壊していく。こちらの行動に息を合わせて動いてくれるその技量
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