暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十九話 砂漠の戦い
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
をまとめるためにアースラに俺達は移動する。
 フェイトにはプレシアが仕事を早退して付きそっているらしい。
 肝心なフェイトの状態はというと

「フェイトさんはリンカーコアに酷いダメージを受けているけど、命に別条はないそうよ」

 闇の書のリンカーコアの蒐集。
 なのはの時と同じだな。

「そういえばずっと思ってたんだけどさ、フェイトの傷がすぐ治っていたのがいつの間にかなくなってんだけど」

 アルフが不思議そうにそんな事を言う。
 フェイトの傷がすぐ治っていた?
 ああ、アヴァロンの効果か。

「あれは一時的なもので永久的なモノじゃないんだ」
「そうなのかい」

 確かにアヴァロンを使えばフェイトの傷も、リンカーコアも回復する可能性は高い。
 だがそれをすれば管理局が黙っていないだろう。

 ちなみにアースラの会議室に集まっているのは俺となのは、アルフ、クロノ、エイミィさん、リンディ提督、そしてグレアム提督の使い魔のリーゼアリアの八名。

 その中で管制システムを担当していたエイミィさんから改めて状況が説明される。

「二人が出動してしばらくして駐屯所の管制システムがクラッキングであらかたダウンしちゃって、それで指揮や連絡が取れなくてごめんね。
 私の責任だ」

 エイミィさんがだいぶ落ち込んでいるが、俺としては全然気にしていない。
 むしろ

「エイミィさんがいてくれたからこそ、システムの復旧も最短で済んで、フェイト達を回収できたんですから」

 エイミィさんのオペレータとしての実力があったからこそ可能な限り早く対応できたと思っている。

「士郎君の言うとおりよ。
 こうして仮面の男の映像もちゃんと残せたんだから」

 俺の言葉に賛同する様にリーゼアリアも頷いている。

「でもおかしいわね。
 あそこで使っているのは管理局で使っているのと同じシステムなのに」

 そう。
 そこが問題である。

 エイミィさん曰く、セキュリティの警報も防壁も全てすり抜けているとのこと。

「それだけすごい技術者がいるってことですか?」
「もしかしたら組織だってやってるのかもね」

 なのはとリーゼアリアがそんな会話を交わしているがクロノが仮面の接近に気がつけなかった件もある。
 組織だってにしろ、少人数にしろ、ここまで来ると内部の者が関わっている可能性はかなり高い。

 どちらにしろわからないことが多過ぎるから考えていてもはじまらないので動きだす。
 まずはアースラが航行可能となったので

「予定より少し早いですが、これより司令部をアースラに戻します」

 闇の書事件の司令部がアースラに戻されることになった。

 もっともフェイト達の生活などは今まで通り
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ