暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十九話 砂漠の戦い
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能性は低い。
 もし蒐集をするなら支援のシャマルではなく、ヴィータだろう。

「エイミィさん、闇の書を持ってるように見えない。
 恐らく闇の書を持っている本命がいるはずです。
 それとフェイト達の周辺の警戒を一層お願いします。
 あの仮面は前回クロノの周囲のサーチャーを突破してきた。
 なら今回も横から手を出してくる可能性があります」
「うん。わかった」

 恐らく仮面は間違いなくこちらの邪魔をしてくるだろう。

 あの仮面は俺達が知らないなにかを知っている。
 それを一刻も早く知る必要がある。
 それがはやてを救う鍵になるかもしれないのだから。




side ユーノ

 リーゼさん達は仕事らしく、無限書庫で一人で闇の書の調査を続ける。

 その中で優先度は低いが調べている事がある。

 それが魔術や魔術師の事、そして衛宮という名のこと。
 勿論、僕が独自で調べている事ではなく、リンディさん達からの依頼だ。

 調査結果は管理局ではなく、リンディさん達に個人的な報告。

 なんでもクロノ曰く

「士郎は強硬派が何かしない限り敵になる事はないと思ってる。
 だが、他に魔術師がいた場合はその保証がないから少しでも魔術師の事を知りたいんだ」

 とのこと。

 他の魔術師の調査に関しては前から考えていたらしい。

 きっかけはジュエルシード事件が終わり士郎から魔術師の事を聞いた事。

 その話の中で出てきた魔術師が目指すという根源。

 根源がアルハザードと同じモノかは置いておいて、仮に同じモノ、また近いモノとなると次元の狭間にある。
 そうなれば次元震の危険もある。

 そこで過去に何らかの魔術師の痕跡を見つけることが出来ないかという事。
 さらに魔術師は代々受け継がれていくという士郎の言葉から衛宮の名がどこかに無いか調べているのだ。

 今までの調査結果としたら魔術師の存在自体は過去にいたらしく僅かながら資料として出てきた。
 だけど

「本当に魔術師って秘密主義なんだね」

 時空管理局の無限書庫。
 確かに魔術師の事に触れると思われる書物はいくつか出てきた。
 でも肝心な使用する魔術などは出てこない。

 それが驚きと同時に感心してしまう。

 きっと士郎もまだ隠している事があるのだろう。

 それが仲間として少し寂しい気もする。
 いつかは話してくれるのだろうか。

 そんな事をふと考えながら、再び調査を始めた。




side フェイト

 強い。
 ミドルレンジもクロスレンジも圧倒されている。

 シグナムと戦い始めてまだそんなに時間が経ってはいない。
 それでも呼吸は大きく乱れてきている。

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