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吾輩は猫である
無印
吾輩、猛虎になる
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えっと冗談だから、返す、返すからキレないで!!」


テーレッテー


「!?」


手を交差させながら力を溜め、ゆっくりと美緒に肉球を向ける。


「ひぃ!」


肉球から謎ビームを放った。


「うっ!?」
『にゃん斗無情破顔拳』
「な、なにが……」
『ただ痛みを感じ続けて逝くがいい』


これを食らうと全身が捻じ曲がり、逝くまで痛みを感じ続ける。







「にぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁ!!!?」




回想終了デース




まあ、こんなことがあって鍛えるためにここに戻ってきたが相変わらず小動物が全然いないな(だいたいこいつのせい)。
え? 美緒はどうなったのかって? 那美の懸命な治癒のおかげで一命を取り留めたよ。ギャグじゃなかったらバラバラになってたと思うがな!
そのあと美緒がずっと「テーレッテー怖い、テーレッテー怖いよ〜……」と言い続けてたけど気にしない。吾輩なんかその後薫に月牙天〇もどきを連発されてボコボコにされたしな、実に理不尽だ。きっと薫はいつか十六夜を持って「卍解!!」って叫び、変な髑髏の仮面を着け始めるに違いない。
あの技薫には効かなかったんだよな、霊力が高いやつはロックできないのかな……それとも薫がすごいのか……後者だなうん。


やっぱり2年も経つと雑草が生い茂ってるな。
修行の邪魔になるからまた更地にしてやんよ!


………猫除草中………


うえぇ……喰いすぎた……頑張ったおかげで結構広い更地ができた……ゲプ



さて修行という名の変化を始めよう。
とりあえずヴァジュラを思い浮かべながら体を変化させていこう。


うおおぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!


……どうだ?


「ミ ゚Д゚彡にゃ〜ん」フサフサ


うん、立派なたてがみが生えたが体格はそのままだな畜生。なんだこのポンデライオン。
全身真っ黒だからたてがみがまったく目立たないし……
次は体を大きくするか、これである程度ヴァジュラっぽくなるだろう。


うにゃあぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁ!!


いけたかな?


「にゃーーん(低)」


たてがみが無くなり体だけが大きくなったよ……ただの黒いジャガーじゃん……
先にマントを作ろう、ヴァジュラ系といったらマントだよな!


はにゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん!!


よし手応え有り!


「がおー」ヒラヒラ


おお、しっかりとしたマントができてる。やっぱヴァジュラはマントがないとだめだよな。
なんか声帯も変わってるし、これはいい調子だな。
さて、次は足の篭手みたいなのと顔の仮面みたいなのを作るか。
えっ
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