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戦国異伝
第百十四話 幕臣への俸禄その八
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示している。
 そして憧れの目でこんなことを言うのだった。
「おいら大きくなったら海で一杯魚獲ってな」
「天下一の漁師になるか?」
「そう言うのか?」
「お侍じゃないけれど漁師だからそうなる」
 こう大人達に言うのだ。
「おいら絶対になるからな」
「ああ、頑張れよ」
「そうなってくれよ」 
 大人達もこう子供に言う。そのうえで彼等はこんなことも言った。
「海はわし等にとっては田畑じゃ」
「その田畑に海賊が出てはたまったものではない」
「だから織田様は有り難い方じゃ」
「素晴らしいことをしてくれたわ」
 笑顔でこう話すのだった。そしてである。
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