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八条学園怪異譚
第二十話 プールの妖怪その六
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ううん、そうなのね」
「何ていうか二人共真面目過ぎない?」
「もっと砕けていいと思うわよ」
「普段の二人通りにね」
 少なくとも二人は真面目だが遊びもわかっている、真面目一辺倒ではないのだ。
 だがそれでも恋愛のことについてはだった、二人はあくまで真面目であった。
 そうしたことを話してそのうえでだった。周りは話題を変えた。
 一人がプールの方を見ながら二人と他の面子にこんなことを言ったのである。
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