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帝国陸軍3
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話を既に知っていると思われる。
…なら特に話しても問題はないか?既にXM3を衛士に知らしめた俺が考えるのもなんだが…少しばかりは警戒心を残しておいても損はしないだろう。
「此度自分が持ってきたものはXM3だけですが、横浜基地は他にもフレームや骨格と言ったパーツの改良にも成功しています。それで今回はその改良に成功したパーツを用いて、進行が止まっていたXFJ計画を進めようと思ったのです」
「なる程…あのOSだけでなくフレームなども開発に成功したのか。中々興味が沸いてきた。今度其方に伺ってもいいだろうか?」
「構いませんが…其方の仕事は大丈夫なんですか?」
「確かに私は指揮官と言う立場だが其処まで縛られている訳ではない。それに指揮官ならば部下の事を考えて戦術機の視察を行うのも仕事だろう?」
「…上手いこと良いますね。ですが此方に来るのならその時は歓迎させてもらいます」
「有り難い。私も楽しみにしておくよ」
月詠が言った言葉が果たして社交辞令なのか、本心から言った言葉なのか、いまいち判断が難しかったが、取り合えず綺麗に収まった。
歓迎すると言う言葉は嘘ではない。指揮官にもなる人間が横浜基地に来ると言う事はそれだけ繋がりも増えると言う事。今回帝都に来たのは大成功だな。目的であるXFJ計画も何事もなく横浜基地に移動する事が出来そうであり、更に月詠とも知り合えた。これ以上の結果は望めない。
「話は変わるがあのシミュレーターの時に見せた機動。どうやったらあのような機動が取れる?」
と、そういった感じでこの後は暫くXM3に関する話が進み、そのまま数時間の時が流れた。
――――――――――
「長い間止めてすまなかった。久しぶりに良い物を見せてもらったよ」
「そう言ってもらえると此方も喜ばしい限りです。それでは」
既に時刻は夕刻に迫ってきており、帝都内から見える外の様子も段々と暗くなり始めている。
本当ならば今日中に横浜基地の方へ戻るつもりだったのだがな…予想外の事で時間を喰ってしまった。
「唯依中尉。すまなかった。XM3の操縦を教えられなかったな」
「い、いえ!私は気にしてませんので謝らなくても!」
「そうか…ありがとう。しかし今日はどうするか…この時間となると横浜基地から迎えは来れないだろうしな」
時刻は夕刻。横浜から帝都に来るにあたり掛かる時間は数時間。つまり此方に到着する頃には完全に日が落ちてしまっている。そうなってしまうと流石に危険が出てくるので容易に呼ぶことも出来ない。
「すいません…私がXM3を見たいといったばかりにこうなってしまって」
「唯依中尉が気にする事じゃない。それに元々XM3は此方の衛士に知らせるつもりだったか
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