第五話
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のくせに、いやコイツは言われて痛いところを的確に突いてくるよ
そりゃ帰りたいけど、その前に兄上と父上の無残な最期やあの悲劇を食い止めたいって気持ちになってるのは間違いない。
あー!でもホモじゃありませんよ!そこだけは絶対違いますから!普通に女の子とちゅっちゅしたいですしー
【ハイハイ^^;】
(それで、一体全体何しにきたんだよ。様子見に来たってなら今まで来なかったのに急に今日2回も現れるなんて何か理由でもありそうなんだけど)
【ふーん。わすれちゃったんだwまぁ言っておくますわ。お誕生日おめでとうーってねw】
は?先月8歳の祝いをしてもらったけれど・・・ん?
「アーー!」
【ご近所迷惑なので夜は静かにしてくださいなーwwwあと返事はテレパシーでよろwww】
………現実での俺の誕生日でした。自分の言った言葉で仇を討たれるとムカつき度がマッハだは……
【お兄さんのイベントの日が重なったので来てあげたってすんぽーよ!さすがはわたしちゃんの一分の無駄もスキも無いスケジュール管理だと思わない?思わない?】
(お祝い言う為にわざわざ来てくれたんか。ありがとな。でも寝るですよおやすー)
【ちょっw自分のしたいことだけして先に寝ちゃうとかサイテーなんですけどw】
なんじゃそりゃー!誤解を生みそうな言い回しはやめんかこらー!
駄女神がごそごそ言うと部屋が真昼のように明るくなった。そして例によってどこからともなく反物?みたいなのを取り出した。
ぶわさっ〜という効果音が似合うやり方でその布地を広げると、それは光沢のある黒色が1枚と深紅の輝きというかなんというか魅きこまれるような赤い色をしているもう1枚であった。
【これを城下の……そうね、コルマクさんという仕立屋さんに頼んでwゆー君ならわかるでしょ? 首のところこんなふうになった上着のさらに上に着るマント留めみたいなのw設計図もつけておくからダイジョブとは思うけどwあ、あとダイナマイトキャンペーン中につき刺繍用の金糸と銀糸もつけて大さーびす!いまならセットでもう1枚・・・マント用の反物よw】
え……これって、あの?兄上のキャラ絵を超かっこよくしてるアレ?
【軍服にしちゃうとキミたち成長期だとすぐサイズ合わなくなっちゃいますしwそ・れ・と!設計図は汚しちゃってもいいけど必ず襟のあたりに縫いこんでおくよーにw設計図にも書いてはあるけど念のためよー】
(わたしちゃんさん、ありがとう。でもこんな高価そうなもの子供が持ちこんだら出どころがどこだって追求されて大変なことになっちゃいそうだし気持ちだけもらっとくよ。)
……空気が凍るっていうのは現実で何度となくやってきた気がするがここにも巻き起こしたらしい。
【……ゆー君
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