コードギアスR1
0126話
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」
スライムに死体を吸収させ、これからの事を考える。
このレジスタンスの男達がここに来ていたのはトリニティゲインの姿を遠くから見た為だろう。つまりここにいる男達だけではなく、命令した奴もいる筈だ。
「……しまった。情報を聞き出す為に1人くらいは生かしておくべきだったな」
後悔しても既に遅い。スパロボOGsの世界に戻った筈が、まさかコードギアスの世界に転移してしまったという事で動揺していたのだろう。
それでも俺がトリニティゲインを出していた時間から考えてそれ程遠くない場所にこいつらのアジトはある筈だ。となると……
意識を集中して、スライムをレジスタンスが来た方向へと伸ばしていく。地面をまるで滑るように広がる水銀状のスライム。このスライムの特徴の1つでもある自動索敵でレジスタンスのアジトを探し出す。
……それを見つけたのはスライムによる探索を開始してから30分程経った時の事だった。鉱山か何かの跡地、いわゆる廃鉱だろうか。山のようなその廃鉱に多数の移動砲台が備え付けられている場所を発見したのだ。どう考えてもこれがあのレジスタンスのアジトで間違いないだろう。
「取りあえず、目標は発見したが……どう攻めるべきか」
スライムを空間倉庫へと戻し、ある程度の距離からレモン謹製の特製バイザーでレジスタンスのアジトを偵察する。
トリニティゲインを探しに来たのが5人程度だったので、てっきりそれ程規模の大きくないグループだと思っていたのだが、このアジトを見る限りではそれなりの人数がいそうだ。KMF――ナイトメアフレーム――を所持しているようには見えないが、それだってあのアジトの中に無いとは言い切れないだろう。それにまるでハリネズミのように至る所に設置されている移動砲台が偵察所としての役割も果たしており、生身であの鉱山に忍び込むというのは手間が掛かる割には実りが少ない。
「となると、やっぱりグロウセイヴァーか……?」
一瞬頭の中でそう考えるも、すぐに却下する。今が原作のいつか分からないのが非常に痛い。原作でKMFが空を飛んだのは、確かキュウシュウ戦役が最初だ。いや、神根島でゼロがガウェインを奪った時だったか? そしてその後R2に入るとフライトユニットが一般的になっていた。
つまり、今がいつなのか分からない現状で迂闊に空を飛ぶ事が可能なテスラ・ドライブ搭載機を使う訳にはいかない。もしブリタニア軍と接触してしまったら恐らく俺は取り調べを受けるだろう。俺自身に関してはどうとでもなるだろうが、機体に関しては調べられてしまえばどうしようもない。機体は俺と違い惚けるなんて真似は出来ないのだし。
つまりテスラ・ドライブを搭載していない機体を使わないといけないか。……そうなると、俺の空間倉庫に入っている機体は殆どが使用不可
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