第二章 A's編
第三十七話 『つかの間の平穏』
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
さらにすごくなっている」
「なのはさんも分かりますか? はい、私も驚きました。まさかここまで身体強化のレベルが上がるなんて思っていませんでした」
「では、これは制御に成功したと言うことでしょうか?」
リンディがそう尋ねると二人は笑顔で頷いた。
アルフはその光景を見て、
「まっ! あたしの助言がなかったらうまくいかなかったけどな!」
「あ、アルフ…」
えへん!と犬姿のまま胸をはっている。
それにフェイトは少し恥ずかしそうにしながらもシホの動きをじっと見ていた。
「でも、やっぱりすごいね、シホは。追いつこうとするとまたすぐに距離を離されちゃうよ」
「でも自然と憎めないんですよね。そこがお姉様の魅力です!」
「うんうん! なんたってシホちゃんって私達の師匠さんだからね!」
集中して話が聞こえていないシホをよそにあれこれ言っている三人。
その三人を見てリンディはアルフに、
「シホさんはずいぶんと慕われているのですね。羨ましいくらいに…」
「そりゃそうだよ。シホはまずなのはに基礎を叩き込んでフェイトと五分にやりあえるほど成長させたし、フィアットの武術の師匠だしね。
あたしなんかフィアットに習っているんだから後輩みたいなものだし。それにフェイトも色々あったけどシホに救われたところが多いからな。
当然なのは達にも同じくらい感謝はしているよ、あたしは」
「そうですね…」
リンディは半年前のことを思い出しながら目の前の光景を微笑ましく見ていた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ