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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第三十七話    『つかの間の平穏』
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さらにすごくなっている」
「なのはさんも分かりますか? はい、私も驚きました。まさかここまで身体強化のレベルが上がるなんて思っていませんでした」
「では、これは制御に成功したと言うことでしょうか?」

リンディがそう尋ねると二人は笑顔で頷いた。
アルフはその光景を見て、

「まっ! あたしの助言がなかったらうまくいかなかったけどな!」
「あ、アルフ…」

えへん!と犬姿のまま胸をはっている。
それにフェイトは少し恥ずかしそうにしながらもシホの動きをじっと見ていた。

「でも、やっぱりすごいね、シホは。追いつこうとするとまたすぐに距離を離されちゃうよ」
「でも自然と憎めないんですよね。そこがお姉様の魅力です!」
「うんうん! なんたってシホちゃんって私達の師匠さんだからね!」

集中して話が聞こえていないシホをよそにあれこれ言っている三人。
その三人を見てリンディはアルフに、

「シホさんはずいぶんと慕われているのですね。羨ましいくらいに…」
「そりゃそうだよ。シホはまずなのはに基礎を叩き込んでフェイトと五分にやりあえるほど成長させたし、フィアットの武術の師匠だしね。
あたしなんかフィアットに習っているんだから後輩みたいなものだし。それにフェイトも色々あったけどシホに救われたところが多いからな。
当然なのは達にも同じくらい感謝はしているよ、あたしは」
「そうですね…」

リンディは半年前のことを思い出しながら目の前の光景を微笑ましく見ていた。



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