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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第14話 STSに向けて
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も今ではほぼ検挙され、今日クアットロ達が見つけた場所も既に廃墟となっていました」
「そうか………分かった。とりあえず私達ももう少し詳しく調べてみよう」
「ドクター気を付けて下さい。今の管理局はデータ管理が昔と比べ物にならない程高度になってます」
「分かってるよウーノ。いざと言う時はサポートを頼むよ」
「はい………私はいつでもドクター………いえ、ジェイルの隣にいますよ」
「ああ、ありがとうウーノ………」

暫く2人は手を握りあっているのだった………









「全く甘くてこっちが疲れるわ………」
「いい加減慣れようよクアットロ………」

そんな事を呟いたのは未だに2人の関係に慣れる事が出来ないでいるクアットロとディエチだ。
自分達の家に帰りウーノに報告を終え、一度別れた後、報告し忘れた事を思い出した2人は再びウーノを探しているとスカリエッティのラボで良い雰囲気でいた2人を発見。

少し固まっていた2人は静かにリビングへと移動したのだった………

「で、どうだった?」
「私はさっぱりよ、ディエチは?」
「私の方も空振り。違法研究所のあった場所は既に閉鎖されてて全く使われてなかったよ」

今回は発見した研究所の確認ということもあって別々に行動していた2人。2人は今も違法研究所を潰し歩いていたが、最高評議会が死んでからどんどん摘発されていき、今ではほぼ無い状態になっていた。

「もう無いのかしら………あんなにあったのにいくら調べても出てこないなんていくらなんでもおかしすぎるわ………」
「ドクターもウーノ姉も調べてるのに出てこないのもおかしいよね」
「私達が調べていない所となると………管理局本部」
「でも流石に調べられないわ。前よりも開放的になっているけど、データ管理に関してはかなりしっかりしてるから」
「ドクターもリスクが大きすぎるって言ってたからね………」

そう言って2人は静かになる。
研究事態が無くなった事は自分達にとっても良い事なのだが、かなりの数があったはずなのにいきなり消えてしまい不気味に思えていた。

「良い方向に向かっていれば良いんでしょうけど………」
「クアットロ、ちゃんと準備だけはしておこう。何が起こっても対応出来るように。皆居ない中、戦えるのは私達だけなのだから」
「私は非力だから後方支援だけよ」
「頼りにならないな………」
「その辺りはチンクに頼みなさい」

そう言って互いに笑い合う。

「………頑張りましょう、ここは私達の家なんだから」
「うん、みんなの帰る場所、絶対に無くさせはしない」

今は4人しか住んでいないアジト。だけどここは地球にいる妹達やミッドにいる姉達の帰る家でもある。
そんな家を守る為にも2人は気合を入れ直したのだ
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