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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第14話 STSに向けて
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、身を乗り出す勢いで聞いてくる。
ほぼ、恋愛話に縁が無い3人だったが、ちゃんと興味はあった。
「好きっていうか………私はヴィヴィオちゃんが好きってだけで………」
「でもなのはちゃんはフェイトちゃんと比べられて悔しがってたやないか」
「ま、まあ何か悔しかったから………」
「でもなのはってバルトさんの話良くするよね?」
「話って言ったって愚痴だよ愚痴!!」
慌てて否定するなのはに2人の笑みは消えない。
「………で、なのはちゃんから見てバルトさんってどうなん?好きとか嫌いとか置いておいて」
「………バルトさんは自が強い人で、とても子供を育てられるような人じゃないんだけど、嫌々ながら言ったことをしてくれたり手伝ってくれたり、ヴィヴィオちゃんにも付き合ってあげるし、だらしない所ばっかりだけど芯はしっかりしてて、意外と優しいし………」
もじもじと指の先をちょんちょんと合わせながらそう呟くなのは。
「何やこの乙女………」
「なのは可愛い………」
「だけどバルトさんの好みって金髪巨乳の大人の美人だから私の事見向きもしてくれないと言うか………もっと私を見てくれても良いんじゃないのかと言うか………」
「駄目や、完全に恋する乙女や」
「なのは大丈夫、なのはも巨乳だし、金髪じゃないけど綺麗な髪だよ!」
「フェイトちゃん………」
抱き締め合うなのはとフェイト。
「私としてはこっちの方がやっぱりしっくりくるなぁ………」
はやては性格上、なのはとフェイトの2人は出来ているとの噂が、今まで彼氏が出来なかった理由でもあった………
「………」
「ドクターどうされました?」
「ああウーノ、ありがとう」
ウーノからお茶を入れてもらい口をつけるスカリエッティ。
彼の家のブームはほうじ茶だ。
「どうしても彼等の目的が分からない。これを見てくれ」
そう言ってスカリエッティはディスプレイに映像を出す。
「これはミッドの地図ですね」
「そうだ、そして今から出す赤い点がバリアアーマーのテロリスト達が起こした事件があった場所だ」
そう言って写りだした地図に赤い点が現れた。
「バラバラですね………」
「そう、彼等の出現場所はミッド全体に出現し、特にそれぞれの地区の人が多い場所に現れる事が多い。それでは簡単に鎮圧されるだろうし、ましてやアーマーは旧型。ハッキリ言って何をしたいのか理解が出来ない」
「確かに不自然過ぎますね………」
「………先ずは彼等の目的………いや、クレイン・アルゲイルの目的を調べなきゃいけないな………ドゥーエから何か報告は?」
「いえ、特には。相変わらずクレイン・アルゲイルは管理局の研究機関に普通に顔を出しているそうです。違法研究所
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