第6話 早過ぎる決着と乳龍帝(おっぱいドラゴン)?
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そうだ………』
今まで黙っていた赤龍帝のドライグがそう言ってイッセーが今私の胸に触らない理由ともし触って禁手(バランス・ブレイカー)になった場合の自身に起きる不利益について話す。
とりあえず………
「ご愁傷様………かな?」
私は掛ける言葉が見つからなかったのでそう言うと心なしかドライグの宿る篭手の宝玉が若干暗く見えた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
『相棒!今ならまだ引き返せる!別の方法があるはずだ!!』
「少し黙っててくれドライグ!俺は今この生涯で一番の問題に直面してるんだ!!」
そんな切羽詰まったようなやり取りをするドライグとイッセー。
とりあえずどちらも必死な様子がよく分かる。
そしてそんな一人と一体のやり取りの間に挟まれている私は決闘前の約束を守る為に屋敷に戻った後、私の私室で服を捲り上げてイッセーの前に胸をさらけ出していた。
というか………
「さ、触るなら早くしてよぉ………」
私の羞恥心がそろそろ限界を迎えようとしているのにイッセーとドライグは言い争いをしていた。
ドライグは胸を触る事で禁手(バランス・ブレイカー)になるなんて恥ずかし過ぎる方法をどうにかして止めようとしていて、イッセーは私の胸の右側と左側のどちらを触るのかを悩んでいる。
「どっちだ?どっちを触ればいいんだ!?」
イッセーはそれはもう真剣にどちら側の胸を触るのかを両手を胸の前に突き出した状態で悩み続けていた。
しかもこの状態ですでに5分程経過しているから私は恥ずかしくて泣きそうだよ………
『………しょうがないか………相棒!』
「なんだドライグ!?」
ドライグは覚悟を決めたような声でイッセーを呼ぶと
『もう両方同時に触ってしまえ!!これ以上この問題で俺は悩みたくない!!』
どこかやけくそ気味な口調でそう言ってきた。
するとイッセーは
「さすが俺の相棒………伝説のドラゴンだぜドライグ!!」
とドライグの事を褒め讃えて………
「失礼しまぁぁぁぁぁぁぁぁぁす!!」
私の胸を両手で触った。
「あぅ……やぁ………」
イッセーが胸に触れた瞬間に私はついそんな声を漏らしてしまう。
だけどイッセーに胸を触られてるのかと思うとつい意識してしまって………
『そんな馬鹿な!?禁手(バランス・ブレイカー)に………』
不意にそんなドライグの驚愕したような声が聞こえてきた。
イッセーの左手にある赤龍帝の篭手(ブーステット・ギア)がまばゆいばかりの光を撒き散らして何かが起きようとしているのが分かる。
「ありがとなフラン!これで俺は強くなれる!!」
『夢だ………
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