エピローグ7
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も」
「最後の最後に勝てばいいわね」
「では今はだ」
アークライトがその仲間達に言う。
「戦いが終わったことを祝ってだ」
「そうだな。それではだ」
「今から」
「飲むか」
「そうしよう」
こう話してだ。彼等は今は宴に入るのだった。
ミストはアンジェリカとシェルディアに話していた。
「二人共残ったのか」
「色々考えたけれど」
「そうしたよ」
二人は笑顔でミストに答える。
「軍にね」
「残ることにしたのよ」
「そうなのか」
ミストは二人の話を聞いてだ。こう言ったのだった。
「俺だけかって思ったんだけれどな」
「そうね。実は私も」
「ミストは残らないって思ってたけれど」
お互いにだ。そう思いあっていたのだった。
「違ったわね」
「どうしてなの?」
「最初はさ」
ミスト自身もだ。どうだったかというと。
「残らないつもりだったよ」
「そうだったの」
「ミスト自身も」
「また気ままに生きるつもりだったさ」
「それがどうして?」
「軍に残ったの?」
「皆を見てると」
これまで戦った仲間達を見てだというのだ。
「気持ちが変わったんだよ」
「どういう風に?」
「それで」
「ああ、しっかりと地に足をつけて」
そうしてだというのだ。
「皆の為に生きていこうってな」
「そう決めてなのね」
「それで軍に残って」
「ああ。平和を守ろうって思ったんだよ」
微笑んでだ。二人に話したのだった。
「そうしたんだよ」
「成程ね。そういうことね」
「だからだったんだ」
「俺はこれから軍に残ってな」
それから。どうするかというとだ。
「平和を守ってやっていくよ」
「そうね。私達と同じね」
「そうね。じゃあ」
「これからも三人で」
「そうしていこう」
笑顔で応える二人だった。三人も新しい道に足を踏み入れていた。
オリジナル
タダナオとオザワはそのまま軍に残った。今彼等は。
日本の呉の基地にいる。そこでだ。
二人でいてだ。ぼやきながら話をしていた。
「なあ、俺達ってな」
「うん、そうだね」
オザワがタダナオの言葉に頷いて応える。
「気付いたらさ」
「ロンド=ベルの中で全然目立たないようになって」
「ラ=ギアスから百万年先の銀河にまで行ったのに」
「全然目立たなかったよな」
「本当にね」
「実はあれらしいぜ」
ここでタダナオはぼやきながら言う。
「俺達この作品の主役になる予定だったんだよ」
「最初はそうだったみたいだね」
「それで出したけれどな」
「セニア王女との絡みも入れて」
「けれどな」
だが、それがだというのだ。
「皆次から次に出て来ただろ」
「そもそもこの作品ここまで大きくするつもりなかったらしいね」
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